「話し方がきつい」
「雰囲気がトゲトゲしてる」
「メールの文面が怖い」
と言われてしまうことはありませんか?
言葉の印象を柔らかくする方法をまとめてみました。お悩みの方の参考になれば幸いです。
目次
言葉は、表現の仕方や言い方ひとつで、印象がかなり変わる。
私も、周囲に話し方がキツイ人が何人かいて、たびたび「ギクッ」としたこともあるし、「この人キツすぎて無理……」と距離を置いてしまった人もいます。
また、私も過去にやってしまっていたことがあります。私の場合はメールで、普通に文章を書いているつもりでも、
「普通に話すとそうは思わないけど、メールになると怖い。」
と言われてしまったことが何回かありました。
でも、その時の自分が何度読み返しても、あまり分からなかったりします。申し訳ない気持ちでいっぱいになるけれど、実際にどうしたら良いかよく分からない…という感じでした。
その後、自分や他の人を色々分析して対策を作って(下記参照)、1ヶ月やってみたところ、
「かなり変わったねー!」
とたくさん言ってもらうことができました。
言葉は、表現の仕方や言い方ひとつで、印象がかなり変わります。
言葉遣いを柔らかく。まあるく。
語尾は断定形で言い切らず、やわらかくぼんやりさせるのがポイントです。
ちゃんと伝えようとしてしっかり言おうとすると、ストレート過ぎる表現になってしまい、読む方に強い印象を感じさせてしまいます。私が主にやってしまっていたのが、これでした。
×「して下さい。」
○「していただけますでしょうか。」
×「これお願い。」
○「これお願いしてもいい?」
○「これお願いしてもいいかな?」
などなど。語尾を少し心がけるだけで、印象はだいぶ変わります。
また、疑問形で終えて、相手に選択する余地を残してあげると、相手が受ける重みが減るのでおすすめですよ。
マイナスの言葉、強い言葉、攻撃的な言葉は使わない。
強い言葉や、攻撃的な言葉は、できるだけ控えるようにしましょう。
会社の同期で「ジャックナイフのような鋭い切れ味の発言をする人」ということで、「ジャック」というあだ名の女の子がいました。(それもそれですごい。)
彼女がFacebookで、
「出たケーキは私が”嫌い”なやつだったけど、楽しいパーティだった!」
と書いているのを見てビクッとしてしまったことがありました。
他にも、趣味のロードバイク仲間が冗談で、
「あの山キツイから、あなたも1回登って”死んで”きて笑」
と言っていてビクッとしてしまったことがあり、はっと気付きました。
控えた方が良いワード例)
■否定ワード「嫌い」「イヤ」「やめて」
■攻撃ワード「死ぬ」「殺す」「血」「切る」「刺す」
こういった言葉をどうしても言いたい場合は、自分しか見ないノートや、Twitterの鍵付きのアカウントなどに吐き出すのが良いでしょう。
どうしてもその内容を話す必要があるときは、
×「ショートケーキ嫌い」
○「チョコレートケーキの方が好き」
×「死んだ」
○「亡くなった」
などの表現に言い換えると、柔らかくなります。性的な言葉や、上から目線の言葉なども、できるだけ言い換えたり、省略するのがおすすめです。
意識高い発言は、ひかえめに。
向上心が強かったり、意識が高いと、「もっとしっかり!」「こうしなきゃだめだよ!」という気持ちが起きるので、そうでない人よりも否定的になりがちです。
すると、
「○○すべき」
「○○じゃないとだめ」
「○○なんてありえない」
など、強い言葉や、強い雰囲気が生まれやすくなってしまいます。
その場合は、
×「選挙は行くべきだよ。」
×「選挙行かないなんて、ありえないね!」
○「まあ、選挙はできるだけ行った方がいいと思うなあ。」
などなど、ゆるめにするのがポイントです。
向上心や意識が高いことは悪いことではないとは思います。ただ、特にプライベートでは控えめにした方が、印象が柔らかくなるのでおすすめです。
語尾を伸ばす。
例えば、
「そうだよねっ!」
よりも、
「そうだよね~」
の方が、ふんわりした印象になります。
ただ使いすぎると、「頭が悪いのかも……」と思わせてしまうので、ほどほどにするのが良いかもしれません。
ポジティブになる。長所を見つけるのを上手になる。
短所よりも長所を見つけるのが上手な人の方が、自然とプラスの言葉が多くなります。
花を見て、
「すぐ枯れるし」
と言うよりも、
「綺麗だね~!」
言える方が、自分の気持ち自体も、見る人からの印象も柔らかくいられます。
合格点を上げすぎない。
ある怒りっぽい知人が、
「Aさんが作った同窓会の資料、ぜんっぜんイケてない。この書き方どう思う?!」
と怒っていたことがありました。
もちろん「もっと良い書き方ができる!」と思う意識の高さは、悪いことではない思います。
ただその資料は、お役所の書類のようにカタめの書き方で書かれていたものの、必要事項はちゃんと書かれていました。
もし不備がある資料ならやり直しかもしれません。でもそうでないのなら、合格点を、
「素晴らしい資料を作ること」
ではなく、
「平日働いている中、必要なことがちゃんと伝わる資料を作ること」
まで下げてあげましょう。
否定的な言葉を言うこともなく、心も平穏に、見え方も柔らかくいられます。
苦手な人とは距離を置く。
自分の言い方うんぬんではなく、単に相手のことがあまり好きではないからかもしれません。好きではない相手には、言い方が雑になったり、当たりが強くなってしまうこともあります。
その場合は、可能なかぎりその人と距離を置きましょう。
イライラをためこんでしまい、他の人に対してもイライラしたコミュニケーションをしてしまうかもしれません。
できるだけ心を平穏にいることも大事です。
例外。ブログ、プレゼン、演説は除く。
一部例外もあります。
ブログ、プレゼン、演説など、人の心に強くインパクトを残さないといけない場合は、びしっと言い切りましょう。
以前話題になった、
「保育園落ちた。日本死ね。」
という発言も、
「保育園落ちました。日本のあり方を見直すべきじゃないでしょうか。」
って言ってしまっていたら、誰の目にも止まらずにスルーされていたと思います。
他にも、私の前職の会社の代表が、自社の転職サービスを利用してくださっている企業様に対して、
「皆さんは、”採用弱者”なんですよ!!ト○タさんなら勝手に応募者が来るかもしれないけど、皆さんは黙ってたら応募なんて来ないでしょう?!うちだって小さいベンチャーです!”採用弱者”です!!」
となかなか攻めたプレゼンをなさっていました。
でも聞いてくださっている企業様に、危機感を感じて、
「頑張らなきゃ」
「このままじゃまずい」
と思って頂くには、これが正解なのです。時と場合に応じて、使い分けることが大切です。
まあるく、ふんわり、柔らかい話し方で。
私はこれらを1ヶ月心がけただけで、
「印象すっごく変わったね~~!」
と言われるようになりました。
同じように、「柔らかい話し方になりたい!」と思われている方は、是非試してみてみてください。
▼有名ですが、とても参考になりました。