他人の欠点を許せるようになる方法5つ。許せない理由は自分の心にある。

・他人の欠点が許せない。

・過去に言われたちょっとした言葉や、されたことが気になってしまう。

・他の人は同じことをされてもあまり気にしていないのに、自分だけがずっと気になっている。

 

そんな風に、人の欠点を「許せない!」と感じたら、

自分の心を奥を探ってみるのがおすすめです。

目次

他人を許せないのは、自分の中に強迫観念があるから。

他人を許せないのは、その行為が、

「自分を脅かす行為」

だと思っているからかもしれません。

 

心が自分を守ろうと萎縮して、防御の姿勢になってしまうのです。

恐怖感があると、何かをされたときに怒りの度合いが尋常じゃなくなります。

[方法1]その行為を許せない理由を考えてみる。

例えば、初対面からタメ口を使うタイプの人がいたとします。

 

他の人は、

「お、おう…こんな感じの人なんだね…」
「ああいう人、ちょっとね~。」

程度のリアクションで終わるけれど、自分は、

「初対面から敬語を使わなかったり、フレンドリー過ぎる人がどうしても許せない」
「自分は腹が立って仕方がない!イライラしてしまってしょうがない!どうしても会いたくない!」

という場合。

 

実は背景に、

・親の言葉遣いが悪く、ご近所トラブルが多くて大変な思いをした。
・学校や塾の先生が敬語に厳しくて、沢山怒られた経験があった。

というトラウマがあるのかもしれません。

 

似たような事例ですが、私の知人で、礼儀がなってない人に何かと怒鳴って怒る人が2人いました。

彼らは学生時代、野球部とサッカー部に所属していて、そこで先輩から礼儀について、ものすごく怒られたことがあったようです。

[方法2]自分をなだめること。慰めること。

理由が分かったら、自分に優しい言葉をかけて、気持ちをなだめてあげましょう。

 

「もう大丈夫だよ。」

「ご近所トラブル、大変だったんだよね。」

「塾の先生が厳しすぎて、疲れちゃったんだよね。」

「先輩に沢山怒られてつらかったんだよね。」

と、繰り返し言葉をかけて、心をほぐします。

 

緊張して、こわばっている気持ちを、ホッとさせてあげましょう。

 

トラウマが自分の中で解消されていなくて、心がこわばっていると、「やっぱダメ!無理!」と拒否反応を感じてしまいます。

 

トラウマが解消されて、同じ行動をとっても自分が脅かされないと感じられたら、他人の同じ振る舞いも広い心で受け止めてあげられるようになります。

[方法3]欠点を許すこと。怒らず、導くこと。

もし自分が逆の立場だった場合、周囲の人にどうしてもらいたいか想像してみましょう。

 

例えば、上の事例だと、もし自分の敬語がちゃんとできてなくて、相手をイラっとさせてしまっていたとしたら。

「ありえない!」「無理!」と怒鳴られたり、無言で距離を置かれたら、悲しくなってしまうでしょう。

 

「普通に言ってくれればいいのに…」

「なんで突然怒り出すんだろう…」

などなど考えてしまうかもしれません。

 

私だったら、できれば自分が間違ってたときには優しく伝えてもらいたいし、次回会ったときには笑顔で接してもらいたいし、もしすぐに直らない欠点なら、直るまで温かい目で見守ってもらえたら嬉しいと感じます。

 

自分自身がそう思うので、自分もそうしてあげたいと思います。

[方法4]それを気にしないためには、自分がどうあればいい?と考える。

他人の欠点を見ても、それをどう思うかは自分の心次第です。

 

自分の心に気にしてしまう原因があれば気になるし、原因が無ければ気にならずに忘れてしまうでしょう。

また、欠点に対して対処する能力さえあれば、気にならないでしょう。

 

イラッときたら、すかさず、

「それを気にしないためには、自分がどうあればいい?」

と考えてみましょう。

 

・性格がキツイ人がつらい。
→そのキツさに負けてるから、つらい。
→[対処法]自分が屈しないくらい、強くなればいい。その人と距離を置けばいい。

 

・幹事の許可無く、飲み会に他の人を誘ってしまう人にうんざりしてしまう。
→人数に限りがあるので、入りきらない人に断りを入れるのがつらい。がっかりさせてしまうのがつらい。
→[対処法]誘った人に断ってもらえばいい。もしくは、穏便に断る方法を考えれば良い。断っても「それなら、しょうがないね^^」と、まあるくおさまると想像すればいい。

 

・クレーマーの電話がしんどい。
→うまく対処しきれてなくて、振り回されているからしんどいのかもしれない。
→[対処法]高級ホテル並の神対応ができればいい。

「でも、良いところもあるよね」と考えるのはおすすめしない。

「でも、良いところもあるよね」

「短所ばかり見ないで長所を見よう」

と考えるのは私はおすすめしません。

 

自分の「嫌だ!」という気持ちにフタをしてしまうと、逆に後々苦しくなってしまうからです。

 

「嫌だ!」という気持ちが無くなるまでは、無理せず「良いところもあるけど、自分はやっぱり嫌だ!」で良いのです。

私の「あの人許せない!」体験談。

私も他人の振る舞いを見て、「許せない!」と思うことは沢山ありました。

 

それだけ自分をしばっていたものが、たくさんあったのだと思います。

ので、ひとつひとつ解消していきました。

どうしてそんなこと軽々しく言うの?!言葉遣いがキツイ人が許せない!

言葉遣いがキツイ人が許せなくて、何ヶ月もイライラし続けてしまったことがありました。

 

友達と4人でご飯を食べているとき。

 

そのうちの一人Aさんが、

「ココナッツは好き嫌いが別れるので、デザートはココナッツじゃないものを頼みますね。(皆でシェアするので)」

と言ったので、私は、

「私はココナッツ大好きですよ!」

と言いました。

 

すると、別の友達Bさんから、

「話噛み合ってないよ?」

と言われたことがありました。

 

勿論話は噛み合っているので、単にBさんの勘違いです。

「Aさんがこう言いましたよね?だから私はこう返したんですよ?」

と復唱したら、すぐ「ああ」と納得してくれました。

 

ただ、私はその「噛み合ってない」という言葉が頭から離れなくて、何ヶ月も、

「よくちゃんと確認しないで、相手を批判できるよね!」
「”噛み合わない”ってキツイ言葉、よく軽々しく使えるよね!」
「もっと言葉大事にしたらどうなの?!」
「簡単に相手を攻撃する言葉を吐ける人、ありえない!」

とイライラしていました。

 

しかし、Bさんは私を攻撃しようとしたわけではないのです。

単に「俺、理解できなかった」と言ったのです。

相手の人格を否定しているわけではありません。(無神経な発言だなとは思いますが。)

 

またもともと友達Bさんは、普段からよくこういったことをするタイプでした。

他人が書いた文章を読み間違えて、本人に間違ってると指摘する、など。

 

さらに、私のことを嫌いなわけではなく、むしろ仲良い相手と思っているようでした。

 

私を攻撃しようとしたわけではない相手を、私が許せなかった原因はやはり私の心にありました。

 

(追記)

このとき、Bさんにかなりイライラしましたが、気持ちを癒やした末、2年後にこのBさんと結婚することになります。なんてこった…!!!

参考記事:[お知らせ]結婚しました(^_-)-☆

ちょっとした批判さえ動揺してしまうほど、人の意見に左右されてしまう。

原因は、私がちょっとした批判さえ動揺してしまうほど、人の意見に左右されてしまうからでした。

 

自分への自信が無く、人の意見に左右されてしまっていたのです。

他の人なら気にしないくらいの、少し強い言葉で恐怖のどん底に突き落とされるくらい、心がグラグラしてしまっていました。

 

自分の価値を他人に依存していなかったら、人から何か言われても大したことじゃないはずです。

 

このときの「話噛み合ってない」の言葉以外にも、

「も~しっかりしてよ~!笑」

といった程度のツッコミにも、「わわわっ!!!」と強迫観念を感じるくらい、心がグラグラしていました。

 

また、自分が言われるときだけではありません。

 

人がそういったことを言われてるのを見るのも、

「うわ…うわ…!なんでそんな言い方するの…?怖い…!」

とアワアワしてしまってました。

 

そのせいもあって、お笑い番組やバリバリの関西人の人は、強い掛け合いをするのでとても苦手でした。(今でも好きではありませんが。)

人の意見に振り回されない。自分の意見をしっかり持てばいい。

原因が分かると、それだけでもだいぶ心がやわらぎます。

 

そして、上記の方法に加えて、

「人の意見に振り回されないようにしよう」
「自分の軸をしっかり持とう」
「自分の正義と美学を貫く!人に何を思われたっていい!って心に染みつけよう」

と意識するようにしました。

 

すると、他の人から何か言われても、あまり動じなくなりました。

強い言葉を聞いても、今までのような恐怖感を感じることがかなり減りました。

 

Bさんには、

「これから先、もっと優しい表現ができるようになるといいね。」

と、相手を温かい目で見てあげることができるようになりました。

他にも色々あったので、ひとつひとつ解決した。

他にも色々あったので、ひとつひとつ原因を掘り下げて、対処法を考えていきました。

 

・意見を好き放題言う人が許せない。
→私が「自己主張をすること=悪」「人に合わせること=善」と思っているから。過去にひどく制限された経験があったから。
→[対処法]自己主張していいんだよ、と自分にも他人にも許すようにした。

 

・努力しない人が許せない。遊んでいる人が許せない。
→自分が何かうまくできないと、ものすごく怒られた経験があった。「スキルアップしなきゃ!」という脅迫観念のせいで、遊んでいたり楽しんでいる人が猛烈に許せなかった。
→[対処法]何かができなくても誰も怒らないよ、楽しんでいいんだよと自分を諭す。

 

・何人かで話しているのに、一部の人しか分からない話をする人が許せない。
→自分が会話に入れないと、仲間はずれにされた気持ちになるから。過去に母親からされたことを思い出して、恐怖感を感じるから。
→[対処法]内輪話をしているのは、単に話に夢中になってしまっているだけ。他の人を仲間はずれにしようと思ってないよ、と自分を諭す。

まとめ。解決の鍵は自分の心にある。

「イラッ」「モヤッ」としたら、相手ではなく、自分の心を探ってみましょう。

気持ちがとっても楽になりますよ!