自分はこんなにつらいの!誰か分かって!と被害者意識に埋もれすぎているときは、まだ克服の時期じゃない。

私はアダルトチルドレン克服法は「アダルトチルドレンを克服したいと思っている方」向けに書いています。

 

アダルトチルドレンに苦しんでいる方の中には、「アダルトチルドレン克服を始めるのは、まだ早い」という方もいらっしゃいます。

 

アダルトチルドレン克服は、心の傷と向き合う作業です。無理するとつらくなります。

克服は、自身が心から「克服したい」と思った時にしましょう。

目次

まだアダルトチルドレン克服法を始める時期ではない人の例。

まだアダルトチルドレン克服法を始める時期ではない人の例がいくつかあります。

 

「つらいんです」「私こんなに苦しんでるんです」「ひどいことをされたんです」

と言いつつ、特に、

「じゃあどうしよう?」「どうしたら克服できるだろう?」

という考えや、具体的な行動まで行っていない人は、まだ克服する時期ではありません。

▶立ち上がれ!生きるのが辛くても死にたくても、自分を助けられるのは自分だけですよ。

 

他にも、

「苦しくても、自分の足で立ち上がって、毒親のもとを離れたり、心の傷と向き合ってケアしていかないと、つらい状況は変わらない。」

と聞いて、

「まるで、心がズタズタになって、死にそうになってる人に、鞭を打つみたい!ひどい!」「どうしてそんなこと言うの!」

と、反発心が出てくる人も、まだ克服する時期になっていないと思っています。

 

理由は、その方々は、まだ自分の気持ちがまだ整理できていないからです。

自分の足で立ち上がるには、心の整理が必要。整理ができたら、アダルトチルドレン克服法を始めればいい。

幸せな毎日を送るためにも、生きづらい日々は、どこかで抜け出さなければいけません。

ただ、今の生きづらい日々から抜け出して、次のステップに行くためには、心の整理が必要です。

 

アダルトチルドレン克服法は、自分の心の傷と向き合う必要があります。死にたいくらいつらい傷に向き合うので、当然とてつもなくつらい作業になります。

 

心が整理できていない状態で、無理して克服法を始めようとすると、きっとものすごくしんどい思いをすることになります。

全力疾走をしてまだ息切れしてるのに、無理やり筋トレを始めるようなものです。

息を整えて、ある程度落ち着いてからで良いのです。

気持ちの整理ができる時とは?

気持ちの整理ができるときは、いずれ来ます。

 

例えば、嬉しいことが続いて心が少し楽になると、つらい気持ちが落ち着きます。

逆に、とことん毒親を恨んだり、死にたい思いが続きすぎて、もう疲れた…と、脱力するくらいに至っても落ち着きます。

 

私は両方の状況が交互に来ていました。なので、

嬉しいことが続いて気持ちが落ち着いた時に克服法にとりかかって、また苦しくなってネガティブな気持ちに埋もれてしまったら一旦克服を頑張るのをやめて、苦しすぎてぐったり呆けてしまったときにまたのろのろ克服法を再開して…

とやっていました。

まとめ。タイミングはいつか来る。無理しなくていい。

気持ちが落ち着くと、自然とつらい状況をどうにかするために何かしようという気持ちになってきます。

そのときが、あなたにとって克服する一番良いタイミングです。

無理に気持ちを奮い立たせず、気持ちの整理がついた時に、克服法にとりかかりましょう。