生きるのがつらくても死にたくても自分を助けられるのは自分だけですよ。

毒親がつらいとか
生きるのがつらいとか
死にたいとか

泣いていれば、わめいれば、誰かが優しく手を差し伸べて救い出してくれる…

 

なんてことはほぼありません。

 

つらさから抜け出したいなら、

自分で自分を助ける必要があるんです。

 

という話です。

 

 

目次

心療内科、毒親カウンセラーさん、臨床心理士さん、私はどれも合わなかった。

心療内科「お薬出しておきますね」臨床心理士さん「あなたたちは捨てられたんだねえ~~!!」

他にも、漫画を出していることで有名な心療内科にも行ったことがあります。

 

心療内科の先生は、

「分かりました。とりあえずお薬出しときますね。」

と、機械的な感じでした。(まあ、役割分担としてこの方は相談に乗る人ではないので、しょうがないのかなと思います。)

 

また、お医者さんの診察を受けた後、ここでも臨床心理士さんとカウンセリングをしてもらう機会がありました。

 

しかしカウンセリングで、私の父が、祖母(父の母)のことが嫌になりすぎて、子どもたち(私と弟)を置いて、母と家出をしてしまったことを話したところ、

「あなたたちは『捨てられた』んだねえ~!」

と言われ、びっくりしました。心が傷ついている人にこういうことを平気で言えてしまうカウンセラーさん…私はヤバすぎると思います。

毒親専門カウンセラーさんは、そもそも話が噛み合わなかった。

毒親専門カウンセラーさんなどで、良い人もいるかもしれません。しかし、私は運悪く会うことができませんでした。

(お一人お会いした女性の毒親カウンセラーさんがいらっしゃったのですが、失礼ですが、話のキャッチボールができない方で、話が噛み合いませんでした。カウンセリング以前の問題でした。)

SPONSERED LINK

「被害妄想だよ。」健常者は、時として残酷。

「虐待」を経験したことがない人は、時として残酷です。アダルトチルドレンの心の傷を理解できないからです。

 

「大丈夫だよ、時間が解決するよ!」
「実のお母さんでしょ?あなたのことが心配だったから厳しくするんだよ」
「考えすぎじゃない?被害妄想してない?」
「お母さんも辛かったんだよ。」

 

これらの言葉は、アダルトチルドレンにとっては猛毒です。

会社の先輩「お母さん、大好きだよ”って言ってあげなさい(*^^*)」

なかでも、私がどうしても反抗心がわいたのがこれでした。

 

「いつかあなたの心が本当に大人になった時でいい。
“お母さん、大好きだよ”
って言ってあげなさい(*^^*)そうしたら、全部が終わるから」

 

この言葉を下さったのは、皆に人格者として慕われている、素敵な女性の上司の方でした。(私も好きです。)健常者からしたら「普通でしょう?むしろこれの何がおかしいの?」と思うかもしれません。

 

でも、私は、この言葉を聞いて心から感じました。

 

毒親が子どもに与えた不幸や苦しみ、
毒親が子どもの努力では改善しないこと、
毒親を受け入れることは難しいこと、

これらは、普通の人には到底理解ができません。

 

虐待やDVで、命を奪われてしまう子もいます。

「親に、大好きだよって言ってあげなさい。」と言うのは、つまり

「自分を殺そうとした人に、大好きだよって言ってあげなさい(*^^*)」

と言うのと同じことなのですよ。

 

怖いです。それでも、健常者に理解してもらうことは難しいのです。

 

健常者にとっては「親は子どもに危害を加えないのが当然。」だからです。疑う余地もないわけです。

 

普通の人は、考えたこともないかもしれないけど、それってほんとうに幸せなことなんですよ。

 

健常者には、自分が当然のように持っている幸せを、改めて認識してもらいたいです。

アダルトチルドレンは、自分のつらかった話を他人に話すことで、自分の心が解放されるかもしれません。でも、必ずしも100人中100人に理解してもらえるわけではないことを、知っておきましょう。保身のために。

大切な友人「毒親どうのって言うのは、ただの言い訳だ!」

大切な友人からこう言われたこともありました。

「毒親どうのって言うのは、ただの言い訳だ!」

 

まじでかアアア!!

 

彼はとても仲良しで大好きな友達で、とても信頼しています。また、彼は臨床心理士なので職業的にも、理解してもらえると思っていたので、私の毒親の話もしていました。
機能不全家族、毒親、虐待。母親を殺したかった娘の26年間の実体験。

でもそう言われてしまい、とてもびっくりしてしまいました。

 

彼はとてもちゃんとした人です。ただ家族仲がとても良いので、毒親の実態や、アダルトチルドレンの気持ちが想像するのが難しいんだろうな、、、と思いました。

アダルトチルドレンを助けるにはアダルトチルドレンでなければいけない、共感できないなら意味がない、とは思いません。家族の暖かさを知っているからこそ、伝えられることもたくさんあります。

間違いなく彼に絶対に悪気は無いです。もう、これは職業どうのではなく、育った環境が違うのと同じでしょうがないんだろうなあと思いました。

 

アダルトチルドレンさんなら、痛感していると思いますが、虐待って言い訳どうこうの話ではないんですよね。

普通の人が当然のように持っているはずの、自尊心や、生きる気持ちをそもそも持っていない。心の傷でがんじがらめになっていて、どうすればいいか分からない。逃げ道が無くて八方ふさがりな状態で、暗闇をさまよっているような状態。

どうすれば自分が幸せになるのか、そもそも幸せっていう概念も、幸せが存在するのかも、よく分かってない。行く方向が分からないし、行こうとしてる場所が存在するのか自体も分かってないから、前進しようがない。

 

でもそれって、説明したからって理解できるものでもないんですよね。

私が、親から暴力を受けた人の気持ちがあまりピンとこないのと一緒です。(私は、片手で数えられる程度しか暴力を受けていません。)

味方になってくれる人は「共感して、つらさから救い出してくれる人」ではない。

味方になってくれたり、「大変だったね…。」と優しい言葉をかけてくれる友達はいるかもしれません。でも、友達は虐待のつらさを共感して、解決してくれるわけではありません。

 

心の傷を治して、幸せな道を進めるようにするのは、自分です。

 

普通の温かい家庭で育った人が、虐待や毒親の話をされたら

「ぽかーん」

ですよ。

「た、大変だったね…!」

と言うしかないですよ。むしろ、困らせるだけで、可哀想です。

 

ありがたいことに、私にもいつも親身になってくれる親友がいます。親友に毒親の話をしたのはアダルトチルドレン克服をした後でしたが、それより前に話さなくてよかったと思っています。

自分で呼ばなければ警察だって来ない。病院に行かなければ医者に診察もしてもらえない。

「私、こんなに可哀想なんです。」「苦しめられてるんです。」「毎日つらいんです。」ということを仰る方はたくさんいらっしゃいます。

 

でも、警察だって自分で110番かけて呼ばなければ来ないし、お医者さんだって診察してくれません。

 

ただ口を開けて、誰かが食べ物を放り込んでくれるのを待ってたら、つらい現実はかわりません。

 

「これできません。」

「あれもできません。」

「だって毒親にこんな状況にされてるんですから。」

「お金もありません。」

「身体が動きません。」

言ってる場合じゃないです…!!

 

とはいえ、言い訳を並べ立てていて、実際に動こうとしていないときは、恐らく本当に今の状況を克服しようと思ってはいなくて、つらい状況を誰かに分かって欲しいだけなのだと思います。

「ねえねえ、私こんなに苦しんでるんだよ。」と。

その状態の人は、本当にアダルトチルドレン克服をしようと思うのは、きっともっと先だと思います。

 

どんなに他人に苦しめられたとしても、そこから抜け出すのは自分です。アダルトチルドレン克服法を見つけても、実行するのは自分です。

自分で立ち上がって、必要ならちゃんとお金を持って、自分で助けを求めるべく、ドアを叩きに行きましょう。

まとめ。

死にたい。生きるのがつらい。

とか、色々言ったとしても、誰も助けてくれないんだよ!!
つらくても自分でなんとかしなくちゃするしかないんだよ!

自分を助けられるのは自分しかいないんだよ!!

という話でした。

 

心に深い傷を負っても、克服して幸せになることはできます。

 

幸せになりたいと思うなら、つらいつらい言ってないで、

立ち上がるんですよ!

 

参考記事:毒親の母を持つ私が、26歳でアダルトチルドレンを克服した11の方法

参考記事:辛さを他人に理解してもらえなくて苦しい気持ちが楽になる方法[ビリーフの書き換え]

 

▼私がアダルトチルドレン克服でお世話になった本はこちら。是非読んでください!