私は以前完璧主義者でしたが、完璧主義って何も良いことがありません…!
- 自分、他人の悪いところばかりが見える
- 自分、他人に優しくなれない
- 準備が完璧にならないと行動に移らないので、成果が出にくい
- 勉強や仕事でどれだけ頑張ってても100点じゃない限り苦しい
- いつもうまくできないと気がすまない
- 常に気が張っているので疲れる
- うつになる
- ハードルが下げられない
などなど、デメリットばかりです。
人生を楽しむためにも、成果を出すにも、「加点主義」の方が絶対に幸せです。そう気づいてから、私は意識して「完璧主義」を直しました。
完璧主義を目指すのは、お医者さんや、警察や、会計士さん・税理士さん、などなどの方だけでいいのではないかなと思います。
「完璧主義者」であることに悩んでいる方の参考になれれば幸いです!
目次
なぜ自分は完璧主義者になっているのか?強迫観念の根っこを探る。
まず、なぜ自分が完璧主義者になってしまっているのかを考えてみましょう。
過去にひどく怒られた経験があった。
小学校で友達にバカにされた。
恋人に傷つく言葉を言われた。
などなど。
ちなみに、私の場合は母親の影響がありました。
母親が病的なほどの完璧主義者で、コップの水をこぼすだけでも
「こぼしてんじゃないわよ!!」
「だからあんたは!!」
と何日も罵倒をする人間でした。
そのため、
「小さなミスも許されない」
「どんな失敗も命取り」
という強迫観念が染み付いてしまっていたのです。▶過去記事参照
自分が完璧主義者になった原因を分析して、気持ちを少しほぐしてあげましょう。
完璧主義を崩す。あえてだらしなくして、だらしなくすることに慣れる。
あえてだらしなくしてみましょう。私はこの方法で、かなり完璧主義を崩すことができました。
- ドアを開たままにする。
- 服を脱ぎ散らかしたままにする。
- 片付いていない部屋をあえて放置する。
- 間違えた文字を書き直さず、横線で訂正する。
- 今日やるべきToDoをあえて放置する。
- わざと遅刻する。
などなど。
今まで自分がどうしてもできなかったせいで、しんどくなってしまっていたものを、あえてやってみましょう。
プラスにフォーカスする考え方の癖をつける。
完璧主義者の人は、自分・他人問わず、「できていない部分」に目がいってしまいます。
自分に対して、
・今日は早く起きられなかった…。
・何度もだめだって思ったのに、夜更かししてしまった…。
・綺麗にしようって決めたのに、部屋が汚くなってる…。
他人に対して、
・待ち合わせ時間に遅刻してる!
・メールで、誤字脱字してる!
などなど。小さいことから、大きなことまで、ついつい悪い部分に目がいってしまいます。
この場合オススメなのは、「良かったことノート」です。一冊ノートを用意して、
- 良かったことを思い出して、「~がよかった」「~できてよかった」と書く。
- 周囲の人の顔を思い出して、その人の長所を書く。
を続けてみましょう。数ヶ月も続ければ、無意識に自分や人の良い部分に目が行くようになり、マイナスの部分が以前よりも気にならなくなります。
人間は完璧でないのが当たり前。
「人は完璧でなくて当たり前、できないことがあって当たり前」
と思うようにしましょう。
以前私は「そうは言っても、そんなこと心から思えない!」と思っていました。でも何度も何度も言い聞かせたり、何か失敗したときに、
「完璧でなくて当たり前。できないことがあって当たり前。」
「これから出来るようにすればいい。」
と、意識して考えるようにしました。すると、最初は受け入れられなかったのに、だんだん染み付いて、無意識にそう思えるようになりました。
最初は何事も「できない」状態で全然良いのです。「これからできるようにすればいい」と考えましょう。
開き直る。完璧主義でいることが美徳なら、完璧主義を貫いちゃえばいい。
完璧主義者さんの中には、強迫観念もなく、マイナス思考なわけでもない!という方もいらっしゃいます。
例えば、ガチで職人気質の方。アーティストな方。
「とにかく、良い物を作りたい!!」
「自分が納得する作品を作りたい!!」
という方。そういう方は、完璧主義を貫いちゃえばいいと思います。だってそれがその人の美学なのだから。むしろ奪ってしまったら、創造性が失われてしまいます。
「とにかく、ハイクオリティなモノが大好きなんだ!」
というタイプの方は、開き直って完璧主義、至高主義を貫いちゃいましょう!
まとめ。完璧主義者じゃなくなると、いいこといっぱいあるよ。
完璧主義者じゃなくなると、いいこといっぱいあります。
私が以前、まだ完璧主義者だったころ、マイナスばかりが目について、しょっちゅうイヤ~な気分になってました。
行き過ぎて病的なレベルの時もあって、楽しくデートをして帰ってきても、服に糸くずが付いているのを見つけたら、
「ああ…終わりだ…何て最悪なデートだったんだろう…」
と思うこともありました。ほんと病気ですね…!怖い。
そこまで行かずとも、他人の短所ばかり目についてしまったり。とっても良い人でも、例えば時間にルーズな部分を少しでも見つけると、
「あっ、この人イヤ!」
ってサクッと心のシャッターを降ろしてしまったり。
TOEICの勉強をしていても、やった範囲で一問でも間違いを見つけると、
「ああ、また間違いがあった…私はだめな人間なんだ…」と気がめいったり、とかとか。
完璧主義者じゃなくなると、物事のプラスの面を見ることができるので、毎日幸せになります。
他人と接するときは、相手の良い所にフォーカスできるので、相手にちゃんと優しくできるし、自分も良い気分でいることができます。
勉強をするときは、
「この部分ができるようになった!」
と捉えることができるので、成長している部分にフォーカスできて、勉強することが苦じゃなくなります。
完璧主義者を直したいと思っている方。是非、これらの方法をやってみて下さい!おすすめですよ。