我慢は怒りになります。怒りは自分だけでなく、他人にも向くので、「他人を裁きたくてたまらない」みたいな状態になります。
「すぐ怒ってしまうのをやめたい」と思ったら、怒りの根っこにある我慢を探してみるとラクになります。
我慢、
が続くと、怒りになります。自分をおさえつけると、
いびつさ、が生まれます。怒りや攻撃性を
自分に感じたら、
誰かに感じたら、
心の中にたまっている「がまん」を
吐き出させてあげてください。
女の子らしい人を見て怒りが湧く人は、「自分も女の子らしくしたい」という気持ちを我慢しているのかもしれません。
旦那さんが物を買って怒りが湧く奥様は、自分も買いたい物があるのに我慢しているのかもしれません。
会社の先輩で、よく後輩にイチャモンをつけている人がいました。学生時代のサッカー部で先輩にたくさん怒られたことを我慢しているようでした。
友達で、だらしない人を見るとものすごく怒る子もいます。見ていて「いつも自分は正しくあるべき」と無理をしているのかなと感じます。
自分の気持ちを、優しく深掘りしてみてください。
自分は何に怒っているの?
→あの人のだらしない行動。
どうしてその行動に怒りがわくの?
→だらしないことはあってはならないと思うから。
怒らない人と何が違うの?
→怒らない人はだらしないことを自分ほど悪いと思っていないから。
あなたの怒りの根っこに何があるの?
→いつも他の人の面倒を見るのを任されて、頑張らなくちゃいけない環境で育ったから。弱音を吐きたくても吐けなかったから。だらしなくしたくても、できなかったから。
根っこにある我慢が分かったら、我慢をやめて行動してみましょう。
女の子らしくするのを我慢してる人は、可愛い服を買って着てみる。
欲しい物がある奥様は、思い切って買う。
先輩に対して我慢をしている人は、先輩に対して我慢せずに意見を言うようにしてみる。
無理して正しくいようとしてる人は、たまには手を抜いてみる。
自分の我慢が減ったら、また同じ状況になったときに、怒りが減っている自分に気づくはずですよ。