毒親・アダルトチルドレン関連のおすすめ本16冊まとめ[随時更新]

おすすめの毒親・アダルトチルドレン関連本をまとめてみました。随時更新しております。

 

AC関連本ではないものも含むけれど、AC克服でお世話になった本はこちらにまとめてあります↓

 

目次

毒になる親/スーザン・フォワード

悩める人生のトラウマは「親」!!勇気をもって親の呪縛をとく!!
子ども時代に植えつけられた不安、怒り、過剰な義務感、つきまとう罪悪感が、大人になったあなたに害を与え続ける!!親に奪われた人生を取り戻すための名著!!

●子供が従わないと罰を与え続ける「神様」のような親
●「あなたのため」と言いながら子供を支配する親
●大人の役を子供に押しつける無責任な親
●脈絡のない怒りを爆発させるアル中の親
「毒になる親」に傷つけられた子供の心は、歳を重ねても癒されない。悩む数千人の人々を20年以上にわたってカウンセリングしてきた著者が、具体的な方法をアドバイスする“現実の希望”にみちた名著!!

毒親本のベストセラーです。

「毒親って何?」
「アダルトチルドレンって何?」

まず、基本知識を知りたい方にオススメです。 

不幸にする親 人生を奪われる子供/ダン・ニューハース

過干渉、生活のすべてを指図する、言うことがコロコロ変わる、完璧でないと許さない、子供を傷つけて楽しむ…。

子供を「不幸にする親」は、親が喜び、親を守り、親のためになるように子供を支配する。

子供は大人になってものびのびと生きる幸福を感じられず、自らも将来「不幸にする親」になる可能性も。

「支配を断つ方法」から「親を許すべきか、接触を断つべきか」まで、あなたがこれまで出せなかった「答え」へと導く本!

ロングセラー『毒になる親』の解決編。

毒になる親のスーザン・フォワードさんとは別の方が書かれていますが、肩を並べるレベルで良書。

それでも母が大好きです/細川貂々

母親は「あなたは何もできない子なんだから、何もしなくていいのだから」が口癖だった。

だから「何もできなくて当然」と今の今まで思っていた。
しかしそうではないと気づけた……。

母親について自分について描ききったコミックエッセイ。

母親の言葉により、自分に自信が無くなり、挑戦することもできなくなる主人公。嬉しいことや、楽しい行事があっても「幸せそうにしちゃいけない」「不幸そうにしているのが世の中をうまく渡る方法なんだ!」と、享受することを拒絶してしまいます。

ね?リカコちゃんだから言ったでしょ?あなたは何にもできない子なんだって。

怖い…この母親怖い…!子どもにずっと頼られるお母さんでいたかったのかなあ…と思いました。

母がしんどい/田房 永子

発売直後から大反響があり、あっというまに重版となりました。 「自分とまったく同じ」「私だけじゃなかったんだ」という共感の声から、「私も母親としてドキリとした」という声まで、さまざまな声が続々と寄せられています。(出版社より)

作者の田房先生の実体験コミックエッセイ。過度に子どもをコントロールしようとしたり、突然キレだしたりするお母様のエピソードが描かれています。

子どもの習い事や進学先勝手に決めたり、子どもの友達と連絡先を交換してお茶をしたりプレゼントを贈りつけたり、突然キレて角材を持って追いかけ回したり、普通の人から見て驚くような話が満載です。

私の毒母も過干渉かつ常にキレている人だったので「分かる…」と思うところがありました。マンガなのでとっても読みやすい!

うちの母ってヘンですか?/田房 永子

「重くて苦しい母から、私はこうして逃げました。」

13人の娘たちと母親たち。母娘との関係、自分の人生が苦しい人に贈ります。

『母がしんどい』と同じ田房先生のコミックエッセイです。こちらは、毒母をもつ15名の方の体験談集です。

色んな毒母の話が載っているので、「うちの母親と似てる…!」という話があるかも知れません。

毒親から逃げるために何人かマンスリーマンションのレオパレスに逃げ込んでいて、「レオパレスすごい!社会貢献すぎる!w」と感じましたw

呪詛抜きダイエット/田房 永子

何をしてもやせられないのは、「太っていてこそ私」という呪いがかかっていたから!? 鏡を見られない人、写真を撮られるのが嫌いな人、必読!前代未聞のダイエット法コミックエッセイ。

私が太っているのは呪いのせい!?鏡を見られない人、写真撮られるのが嫌いな人、必読!運動や食事制限の前に、するべきことがあった!母親や親戚、友達や恋人にいつのまにか植えられていた「私は太っていなければならない」という呪い。抜いてみたら、バラバラだった心と体がひとつになった―!

「ダイエット本かスピリチュアル本かな?」と勘違いしていて全く見ていませんでしたが、毒親本でした…!

作者さんが自分の身体にコンプレックスを持ってしまう理由、あえて太ろうとしてしまう理由を探っていくと、お母さんとの関係性にたどり着きます。

消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ/高橋 和巳

自分の「存在」を疑ったことはありますか?親から虐待されて育った人たちは、普通とは全く違う世界を生きている。そこから見えてくる、人間の心、存在、そして幸せの意味とは?

「死にたい」ではなく「消えたい」

虐待された人には、普通の人とは違う、特有の考え方、感じ方があります。そもそも自分が存在していない感覚を持っていたり。気持ちを共感するという概念を知らなかったり。

普通の人だったら思いつきもしないことが満載です。

私はなんでみんな生きているんだろうと不思議に思っていました。生きている理由が分からなかったし、意味が無いと思っていたのです。

被虐待児は、小学校低学年の時にしばしば発達障害と間違えられます。

虐待された人は「ああ分かる分かる!」と思う部分があるかも。今までぼんやりしていた疑問が言葉になって、スッキリするかもしれません。

ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ/原わた

兄妹を徹底的に差別し、娘の人格を否定し続ける母。
罵声や暴力によって、わが子をコントロールしようとする父。
新興宗教を家族に強要し、恨み節や悪口をまき散らす祖母。
大人のいない場所で妹をいじめるようになった兄。
四面楚歌すぎる中、そんな家を飛び出して、幸せに向かうお話です。ドロドロした話が延々続くのではなく、ハッピーエンド寄りなのが、またオススメポイントです。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ/永田カビ

「心を開くって、どうするんだっけ…」

28歳、性的経験なし。生きづらい人生の転機。 pixiv閲覧数480万超の話題作、全頁改稿・描き下ろしで書籍化。 高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。

そんな自分を解き放つために選んだ手段が、「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった

── 自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガ。

単なるメンタル系の病気の闘病記か?ちょっとえっちな風俗体験レポか?いえいえそうじゃありません。心の弱い部分や、苦しさ、つらさ、満たされない寂しさ、そういったものをありのままにさらけ出して、描いてくれている漫画なのです。クオリティ高すぎます。

こちらに詳細レビュー書きましたので、是非。

▶永田カビ先生の『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』が深すぎる[書評]

 

同じ作者さんの、次巻もすごく面白いです。ご自身の心と向き合いながら、抽象的な寂しさだったり苦しさを、分かりやすく言語化しているので、心のもやもやがクリアになって、すっきりします。

子は親を救うために「心の病」になる/高橋 和巳

親のために、引きこもった男の子。摂食障害になった女の子。善悪が逆転した感覚を持ち、「虐待の連鎖」に悩む子育てママ。親とのつながりを持てずに育った女性の、「異邦人」のような存在感の希薄さ…。様々な症例を基に解明される、親子という「生きづらさ」の原点と、その解決。

ひきこもりになる成人男性や、「自分が消えればいいんだ」と自分の頭を壁にガンガン打ち付ける女児などなど、実際の事例が紹介されています。みんな親の心の傷が原因なんですよ、という内容の本です。

子どもに向かう怒りは、自分に向かっている怒りと同じものだ。
怖いというと「そんなの怖くない」と否定されて、怖いということはない、怖くないんだと思って育った。

ちいさいひと 青葉児童相談所物語/夾竹桃 ジン,水野 光博,小宮 純一

児童虐待の闇に迫る真剣ドラマシリーズ!!

増え続ける児童虐待。すべての子どもたちの幸せのため、駆け出し児童福祉司の相川健太は今日も奮闘する! サンデーでのシリーズ連載開始以来、大きな反響を呼んだ真剣ドラマシリーズが、ついに単行本化!! その命を救うため、その笑顔を取り戻すため、日々戦う大人たちがここにいる!

主人公、22歳の駆け出し児童福祉司の相川健太が、子どもたちの幸せのため児童虐待に立ち向かう物語です。
 
少年サンデー?コナンと高橋留美子先生と一緒に連載してるんだ!とびっくりしました。
 
児童相談所の専門職員である児童福祉司、

夫のDVを恐れて子どもに暴力をふってしまう女性、

どれだけ自分を受け入れてくれるのか、いたずらをして大人を試す被虐待児、

子どもへの虐待を直そうとする母親。
 
さらっと読めて、かなり勉強になる漫画です。 新シリーズも出ています!

イグアナの娘/萩尾望都

その日、生まれてきたのはとても可愛い女の子だった。だけどなぜか母親の目には、その子の姿がイグアナに見える…。母と娘の間に横たわる愛と憎しみの葛藤を描いた表題作ほか、両親にスポイルされた少年が人生をみつけるために戻らなければならなかった場所「カタルシス」、アバンチュールへの一瞬の迷い「午後の日射し」、コミックス未収録の短編「帰ってくる子」など6編の異色傑作集。

突拍子もない設定のようですが、読んでいくうちに「なるほど…!」と感じます。母親のセリフもリアルです。

「ブサイクなくせに化粧なんて!」
「子どものくせにリカは声がしゃがれてて、つぶれたトカゲみたいな声ね」
「エンピツくらいどうしてゆうべのうちに用意してないの!グズ!」
「だめじゃない!どうして全部100点じゃないの!」

主人公・リカ自身も自分をイグアナだと思い込んでしまい、好きな男子から離れようとする描写も、とてもリアルです。

一緒に収録されている他の漫画も、親子関係系の漫画でとても興味深いです。

長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか ―さびしい母とやさしすぎる娘/大美賀 直子

「あなたのために」――母はどうしてこうした“呪文”をくり返すのか?

母親と娘の関係は、同性であるだけによけい難しくなる。娘を自分と一体化してしまい、「娘のために」よかれと思って自分の考えや夢を押しつけてしまう母。母親に見捨てられたくないという幼児期の不安をいつまでも引きずり、母の言動にとらわれつづけてしまう娘。

本書では母が娘に与えてきた数々の言葉=「呪文」を交えながら、それらが娘をどのようにしばってしまうかを読み解くとともに、そこから自由になり「私らしく」生きる方法を示す。
 

母と娘の関係に悩まれている方におすすめです。「あーわかる!!」「これ自分の母親と一緒だ!」と思うはずです。

詳細を記事に書いているのでこちらもどうぞ!

 ニトロちゃん みんなと違う、発達障害の私/沖田 ×華

アスペルガーなどの〈発達障害〉の存在が、まだあまり知られていなかった時代。 協調性のない行動から、問題児というレッテルを貼られてしまうニトロちゃん。 クラスメートばかりでなく、やがて先生からもひどいイジメを受けるが……。 著者自身の体験をもとに、苛酷な学校生活を涙と怒りと笑いで描くコミックエッセイ。 最後はちょっと救われます。

私もそうでしたが「自分は発達障害なんじゃないか?」と思うアダルトチルドレンは多いそうです。そんなアスペルガーのリアルが描かれています。「当てはまるかも…!」「私はちょっと違うかも…?」と参考になるはず。

母と娘の「しんどい関係」を見直す本/石原加受

無理しなくていいのよ、失敗したら大変よ――。

母親の”優しいアドバイス”をおとなしく守ってきた娘たちは、進学も、就職も、結婚も自分の希望を諦め、気がつけばいつのまにか「母親の介護予備軍」に……!

今、こうした「しがみつく母」から逃れられずに、母娘関係をこじらせたり、摂食障害やうつなどの症状で苦しむ女性が増加しています。

本書では、人間関係の悩み解消本でベストセラーを連発するカウンセラー・石原加受子氏がそんな娘たちに向けて、母娘関係・再構築のコツを提案します。 ああ言えばこう言う……。そんな親子の「しんどい会話」をリアルに再現しつつ、レッスン形式で解決策をコーチ!
 

「わかってほしいと期待しない」

「一緒にいても見えている世界は違う」

「親が謝ってくれれば、心は楽になるのか」

など、アダルトチルドレンさんが「そうそう、そこが問題なの!」とうなずきたくなるような話が満載です。

まとめ。

AC関連本ではないものも含むけれど、AC克服でお世話になった本はこちらにまとめてあります。心からおすすめの本ばかりなので、あわせてどうぞ!