幸せになるためには、「自分を許すこと」がとっても大切です。
私は自分を許せるようになって、生きることも、仕事も、人と話すことも、すごく楽になりました。
目次
自分を許せないと、自分で自分を苦しめることになる。いつも自分の味方でいよう。
人は、失敗することも、できないことも、人にイラッとすることもあるし、ダメな部分はたくさんあります。
でも、それらを許すことができなくて、自分を責め続けてしまったら、自分で自分を苦しめ続けることになってしまいます。
例えば、私は以前、
- 友達と喋っているときに、言葉をかむ。
- 話がよく聞こえなくて、もう一度聞く。
- ご飯を食べるのが遅くて、一緒にいる人を待たせる。
という、日常的な小さな出来事でさえ、
「失敗しちゃった…うわあああああ…!なんて自分はだめなんだ…!」
と絶望的になっていました。普通の人から見るとバカみたいな話なのですが、当時の私は真剣に困っていました。
同じように、性格リフォーム心理カウンセラーの心屋仁之助さんが、
爆笑ものなんですが、家で一人でタマネギを切っていて
切り損ねてポロッとかけらを床に落としてしまう自分にも
罪悪感を覚えていたんです。
とブログに書いていらっしゃって、「分かる分かる!」と思ってしまいました。
毎日幸せに過ごすには、自分の良い部分も悪い部分も全部、受け入れて許すことがとっても大切です。
一番身近にいる自分が、自分を攻撃する人間になっていると、二十四時間責められ続けることになってしまいます。
自分が自分の一番の味方になってあげましょう。
自分を許さなきゃ他人も許せない。
自分を許せないと、他人も許せなくなってしまいます。
例えば「人を待たせる自分が許せない」と思っていると、「人を待たせている他の人」も許せなくなってしまうのです。
以前、友達と3人で登山に行ったとき、そのうちの1人があまり登るのが得意ではなくて遅れてついてくる、というシチュエーションが何度かありました。
普通なら、何とも思わずに待っているのが当たり前だと思います。むしろ、
「お疲れさまー!大変だったよねー!^^」
などと笑顔で迎えるのが自然でしょう。
でも、私は頭ではそうすべきと思っているのに、心の中では、
「人を待たせて平気でいるなんて!!!(その子は結構頑張って登っていたにも関わらず。)」
「なんでもっと申し訳なさそうにしないんだろう!!!」
「はー温かい家庭でぬくぬく育った末っ子は羨ましいね!!!」
などと思ってしまっていました。こじらせ人間です…!
ただ少し遅かっただけなのに、私は心の中で彼女のことが許せなかったのです。頭では「そんな風に考えるべきじゃないよ!」と理性が言うのですが、心の中ではものすごく腹を立てていました。
自分を許せないと、他人も許せなくなってしまいます。
自分のことを許せれば、他人も許せるようになります。
失敗してもいい。できなくてもいい。
人間はみんな未完成で当たり前、と思いましょう。
- できないことがあっていい。
- 失敗してもいい。
- 人にイラっとしてもいい。
- 未熟な部分があってもいい。
- 後から反省したくなるようなことをしちゃってもいい。
子どもだって、大人になったって、人はみんな成長途中です。毎日学んで、一歩一歩成長していくものです。
だから、わざわざその未完成さに対して、批判の言葉を投げつけたり、バカにしなくて良いのです。「なんで自分はだめなんだ!」と、責めなくて良いのです。
テレビを見ていたら、ネコを飼い始めたご家族が映っていました。すると、男の子が、
「ネコがトイレの外におしっこしちゃった…」
と気まずそうに報告するのに対して、男の子のお母さんが、
「ん?いいんだよ!」
と優しく声をかけていました。
「なにやってんの!」「ちゃんとしつけしなさい!」「さっさとふきなさい!」など言わずに優しく受け止めていて、素敵なお母さんだなと感じました。
だめな部分があっていい。たくさん失敗して、ひとつひとつ成長していけばいいのです。未完成な自分や他人を、優しく受けとめて、許してあげましょう。
自分の人生を生きる。他人の機嫌を取るために、自分の人生を消費しない。
自分の人生は自分のものです。他人の機嫌をとったりせず、自分の人生を生きましょう。
「自分の人生は自分のために使っていいんだよ。」
「自分が思うように生きればいいんだよ。」
「他人に合わせなくていいんだよ。」
と許可をしてあげましょう。
世の中には、色んな世論があります。
「良い会社に勤めて、仕事をすべき。」
「○歳までに結婚して、子どもを産むべき。」
「同性の恋愛は普通じゃない。」
などなど、色んな意見が飛び交っています。
それが、自分が本当に大切に思っている人の意見なら、ものによっては尊重しても良いかもしれません。
でも、世間一般や、周囲の人の意見を拾いすぎて、自分の気持ちを抑えるのはやめましょう。大切ではない人のために、自分を抑えて、自分の人生を消費するなんてもったいない!
「良い会社に勤めるのが普通」と言われても、「自分はフリーランスで仕事がしたい」のなら、そうすれば良いのです。
「同性と恋愛なんて」と言われても、同性が好きなら世間のことは気になんてしないで、同性と付き合いましょう。
自分の人生は、自分が心から幸せを感じるために使いましょう。
私たちの頭がスッキリしていないのは、私たちが「他人でいっぱい」だからです。
本当にやりたいことをやること。好きなことをすること。
本当にやりたいこと、好きなことをしましょう。
自分を大切にしてあげましょう。
自分の望みを叶えてあげましょう。
好きなことをさせてあげて、自分を満足させてあげましょう。
自分がハッピーになっていいんだよ、と許可をしてあげましょう。
「大型連休には、海外旅行に行くべき。」と言われても、「自分は家でのんびり本読むのが好き」なら、そうすれば良いのです。
「女ならピンクを着るべき」と言われても、ブルーが好きならブルーを着れば良いのです。
もし「でも、そう言われたらピンクにしないと…」と考えてしまうなら、それは無意識に自分の気持ちを制御してしまっている状態です。
自分が自分でいることを、受け入れてあげましょう。自分を大切にしてあげましょう。
自分が正しいと思うこと、自分の正義を貫く。
自分が正しいと思うことを貫きましょう。
友達関係や家族関係でおかしいと思うことがあったら、
「それおかしいよ。」
と伝えて良いのです。関係が崩れたり、変な目で見られることを怖がらなくて良いのです。
自分の気持ちを制御して、
「おかしいと思うけど…そう言ったら何か嫌われるかも…」
と、嫌々それをし続けてしまう方と、自己嫌悪を感じてしまいます。
全体を客観視して、本当に良いと思うことをしましょう。堂々と、自分の美学を貫きましょう。
輪のメンバーから嫌われたからといって、恐れているような実害など存在しないのだ。
批判する人がいたなら、その人は悪い人か合わない人。
客観的に見て、自分が正しいと思うことをしている場合。
批判をしてくる人や、悪口を言う人がいたら、スルーしましょう。好きに言わせておきましょう。離れていく人がいたら、放っておきましょう。
本当は合わっていなかった人をフィルタリングして、白黒つけられた証拠です。付き合い続けている方が、時間がもったいないです。
あくまで例えですが、もし「余命はあと半年」と言われたら、
「それまでの貴重な時間を、合わない人に費やしていたんだ…!」
と後悔しませんか?
自分の正義に自信を持って、どっしり構えましょう。そして、本当に大切な人だけを、大切にしましょう。
参考記事:もう無理しなくていい。しんどい友達や恋人と縁を切るべき4つの理由。
他人の意見は気にしない。周囲の評価は気にしない。
自分の評価は、自分のモノサシですることが大切です。
人は良い言葉も悪い言葉も、気軽に発するものです。良くても悪くても、周囲の評価で、自分の価値を決めないようにしましょう。
自分を許せない自分に気づいたら、その根っこを掘り下げる。
自分を許せない自分に気づいたら、自己分析をしましょう。
「どうして自分を許せないのか?」
「そう思ってしまう原因はこから来てるのか?」
「どうすれば自分を許せるようになるのか?」
などを、ひとつひとつ解きほぐしていきましょう。
例えば私の場合、上に書いた、
「人に待ってもらうことは、あってはならないこと。」
という考え方は、幼少期に親から言われた言葉からくるものでした。
私の母はいつもせかせかしていて、
「さっささっさしなさいよ!!」
「とろいんだよ!!このグズ!!」
としょっちゅう言っているような人でした。そのため私は、
「遅いことは悪いこと」
「遅くなったら怒られる!!」
と強迫観念を持っていたのでした。
私はこれに気づいたので、自分に対して、
「そうやって責めるのは親だけだよ。他の人は誰もあなたを責めないよ。ちゃんと笑顔で待っててくれるよ。
だからあなたも、他の人を笑顔で待っててあげればいいんだよ。」
と、言い聞かせました。記憶の上書きです!
すると、「人に待ってもらうこと」に対する脅迫観念が徐々にほぐれていきました。誰かを待つときも、穏やかな気持ちでできるようになりました。
植え付けられた固定概念は、何歳になっても書きかえることができますよ!
参考記事:[アダルトチルドレン克服ワーク3-7]メンタルブロックを外す。(ビリーフの書き換え)
「自分を許す」ためのおすすめ本。
自分に気づく心理学
わけもなく不安になる、人づきあいが苦手……あなたを苦しめる「感情」の正体を解明し、自分自身を見つめ直すキッカケを与える人生論。
他人の眼が気になってしかたがない。つい心にもないお世辞を言って後悔する。弱音を吐くことに罪悪感を感じる……あなたを苦しめる感情の「正体」は、心の奥底に抑圧された“依存症”だった。
本書は、現代人の心の深部のゆがみを、幼少期の親子関係までさかのぼって解明し、自然な感情のままに生きることの大切さを説き明かす心の手引書。
Kindleで読んだのですが、気になった部分にラインを引いていたら、ラインだらけになりました…!超絶おすすめ本です。
望んでいるものが手に入らない本当の理由
今のありのままの自分を受け取るから「変われる」「自信が持てる」「人生がうまくいく」。ありのままの自分は「長所も短所もワンセット」になっていることを知る。
自信がなくなりかけたら・人生を変えたいと思ったら、思い切ってマイナスをしっかり受け取ってみよう。
自分のだめな部分も全部ひっくるめて受け止めると、自分を許すことができるようになります。
読み進めるうちに、胸につかえがすーっとほぐれていく一冊です。
参考記事:「損してもいい」。イヤなことを受け入れると、悩みや執着がすーっと消える。
「愛されて当然」と思うだけで、自分史上最高の彼がやってくる。
潜在意識が変わると奇跡が起きる!「突然、男性からちやほやされ出した」「片想いの彼が勝手に近づいてきた」「運命のパートナーに出会えた」等感動の声続々。(略)
メンタルケア本ではなく恋愛本ですが、「自分を許す」「受け入れる」という部分ではとても参考になります。
相手の言うことを100%聞けなかったとしても、喧嘩することがあったとしても、「そういうときもあるね」と自分を許してあげる。
恋愛の場面でも、恋愛の場面以外でも、役に立つ考え方が満載です。特に女性におすすめ!
まとめ。自分を許せると、生きることがすごく楽になる。
自分を許せるようになると、生きることがすごく楽になります。
私は、胸のつかえがすーっと無くなりました!
それまでは、胸のあたりが包帯でぐるぐる巻きにされて、常にぎゅーーーっと締め付けられているような感覚でした。
今ではそれが無くなり、かなりリラックスできて、呼吸も深くなりました。
「自分が許せなくなってつらい」という方は、是非これらの方法を試してみてください!