ある程度、心の中にある「マイナス」要素を取り除いたら、今度は「プラス」要素をいれていきましょう。
目次
ワーク
自尊心をつけていきましょう。
「あなたはそのままでいいんだよ」
「いるだけで十分なんだよ」
「生きてるだけで愛されて当然なんだよ」
「何かができなくちゃ愛されないだなんて絶対ないんだよ」
「こうあらねばならないなんて無いんだよ」
と、自分に言い聞かせてあげてください。最初は実感がわかなくて、「ポカーン」という感じかもしれません。その場合は、日々過ごしている中で、
「今、自分のことを否定しているなあ…」と気づいたときに、自分に対して優しい言葉をかけてあげるようにしてみましょう。
例えば、
「あ、今『また寝坊するなんて!なんで自分はだめなやつなんだ!』って思った。自分で自分を否定してる!」
と気づいたら、
「また寝坊しちゃったね。でもできないことって直すの難しいよね。」
「寝坊しても大丈夫だよ。」
「今はちゃんと起きられなくても、少しずつできるようにしていけば大丈夫だよ。」
と、自分に優しい言葉にかえてあげましょう。
アダルトチルドレンの生きづらさの根っこには「自分への自信・自尊心の無さ」があります。
自信・自尊心が無いと、人と接することが怖かったり、自分が生きていることに罪悪感を感じてしまったり、生きづらさに繋がります。
また、いつも自分を受入れられず、四六時中否定してしまうので、ただ普通に過ごしているだけでもつらい気持ちになります。
自尊心や「ありのままの自分を受け入れる」というのは、
「これができなくちゃ愛されない」
「こうならなくちゃ愛されない」
「これをしないと愛されない」
というように、何か条件がないと愛されないと思うのではなく、
「存在するだけで十分素晴らしい存在」
と思うということです。
ポイント
最初は自分を否定することに慣れているせいで、つい何度も自分を責めたり否定してしまうかもしれません。
まずは、自分を責めている自分に気付くことから始めていきましょう。
気付いたら、優しい言葉に言いかえる、
気付いたら、優しい言葉に言いかえる、
気付いたら、優しい言葉に言いかえる、
これを繰り返すと、「ありのままの自分」を受け入れる癖がついていきますよ!
ワークテンプレート
【1】「なんで自分はこうなんだろう」「これができないんだろう」と、つい自分を責めたり、否定してしまうことはありますか?
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【2】【1】で挙げたことに対して、どんな言葉をかけられたら気持ちがほぐれて楽になりますか?
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書き方例
(参考:克服前の2014年の神山)
【1】「なんで自分はこうなんだろう」「これができないんだろう」と、つい自分を責めたり、否定してしまうことはありますか?
・なんで自分は朝早く起きれないんだろう。アラームセットしてるのに…。
・どうして他の人と同じように、堂々と振る舞えないんだろう。
・どうしてマナーが悪い人を、こうも許せないんだろう。他の人は大目に見て、その人とちゃんと仲良くできてるのに。
【2】【1】で挙げたことに対して、どんな言葉をかけられたら気持ちがほぐれて楽になりますか?
・また寝坊しちゃったね。でもできないことって直すの難しいよね。今はできなくても、少しずつ直していけば大丈夫だよ。
・羨ましい気持ちあるよね。自信は最初からなくても大丈夫だよ。徐々に自信つけて、堂々と振る舞えるようになっていけば大丈夫だよ。
・許せないことってあるよね。まあ許せなくても、大らかな気持ちになれた方が自分も他人も楽だろうから、大らかになれるような見方を知っていこう。
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