おうち料理研究家 みきママ のステキ教育に衝撃を受けたので、 失礼ながら、私の毒母と比較してみました。
みきママ
おうち料理研究家です。11歳のはる兄、7歳のれんちび、1歳の杏ちゃん、旦那、私の5人家族です。野菜に興味を持って、野菜とフルーツのソムリエになりました。実家はラーメン屋さん。我家の毎日のごはんを載せています。(引用元:公式ブログ)
みきママ大好きです!みきママのレシピ、すっごく美味しいんですよ…。是非見てみて下さい!
幸せな家庭に生まれた人には、「自分が持っているけど、気づいていない幸せ」に気づくきっかけに。私と同じ機能不全家庭に生まれた人には、自分が親になったときの参考にして頂けたらと思います。
【補足~初めてこのブログを読む方向け~】 私は、今では毎日前向きに幸せいっぱいに過ごしています。しかし、私の母は、心理的虐待を行う毒親でした。私は、毒母から受けた四六時中続く罵倒などによる心の傷に苦しみ、生きづらさを抱えるアダルトチルドレンになったものの、26歳の時に克服した、という経緯があります。▶詳細はこちら |
目次
「一緒に話し方の練習していこうね!!!」みきママ流子どものしつけが素敵。
みきママのレシピをつらつら拝見していたら、こんな記事を見つけました。
朝から、はる兄、嫌な話し方をしてくる。「なんで?」「でもさ~」「だってさ!!」
私「いい話し方をしてごらんよ!!」学校でもそんなんじゃ友達が困る。 (中略)
将来の話をよくするようになった。
だからさ、はる兄がちゃんと生きられるように教えたいことが沢山ある。 はる兄、一緒に話し方の練習していこうね!!!
(引用元:はる兄の反抗期。)
話し方の練習?!
私は衝撃を受けました。身の振る舞いや、性格について、私は一度も毒母から教育をされたことが無かったからです。
「こうしたら友達が喜ぶ」 「傷つく」 「失礼になる」 といったことを教育されることは一度もありませんでした。それどころか、ご近所さんに挨拶をすると、
「愛想よくしてんじゃないわよ!!」
と怒られるほどでした。あえて言うなら、私の毒母の場合、四六時中浴びせられる罵声の中に、
「(食事中に)ちゃんと左手出しなさいよ!!!」
「あんたの父親、いつも椅子によっかかって姿勢悪いのよ!!!ほんっとだらしない!!!」
「箸の持ち方ができてない人間って、ほんっと最低よね!!!」
「肘ついてるんじゃないわよ!!!」(←単に手首を軸にして、テーブルに置いているだけでもこう言われる。)
などというのがあったので、これらが「教育」にあたるのかもしれません。
なので、みきママのブログを見ていて、 「母親って、身の振る舞いや、友達との関わり方の教育もするんだ!!」 と衝撃を受けました。自分がこの概念が薄かったことに気づき、自分が家庭を持ったときには、ちゃんと子どもに教育してあげないと、と誓いました。
「お正月って1年で1番最高だね」ってどういうこと?!
また、つらつらとブログを拝見していたら、お正月のバイキング旅行の素敵なお話がありました。
いっぱい遊んで、いっぱい食べてお正月って1年で1番最高だね。たくさんパワー注入できた~!!
(引用元:バイキング旅行に行った~!!)
お正月って最高?!
お正月って最高なんですか?それまで、私には「お正月=幸せ」という概念は全くありませんでした。わざわざ不幸な人ぶっているわけではなく、本気でそう思ったのです。
私の中では、お正月というのは「母の機嫌が確実に悪くなる面倒くさい行事」以外の何物でもありませんでした。あえて言うなら、「お年玉がもらえるのは嬉しい!」、そんなかんじです。
私の家では、1月1日は、父方の親戚が集まっていました。父、毒母、祖母、私、弟、父方の叔母、いとこの兄2人、合計8人です。その集まり自体は楽しんでいました。しかし、その後に毒母が、
「まったく、あんたのおばあちゃんは(略)!!!」
「あんたの父親はね(略)!!!」
「○○家(私の姓)の血筋ってサイテー!!!」
などなど、ストレスを撒き散らします。
また、1月2日には、母の実家の神奈川に行っていました。毒母は両親と仲が悪く、ずっと仏頂面で祖父母(もちろん母方)と話しません。愛想よく笑う祖父母、誰にでもフレンドリーな父、どす黒いオーラを出し続ける母、勝手に遊ぶ子供たち。色んな温度が混ざり合った場でした。しかし、子どもでも、気は遣います。仲が悪い大人たちの空気は、心に重くのしかかりました。
私にとっては、これがお正月でした。だから、みきママの「お正月って1年で1番最高だね!」という言葉に、カルチャーショックを受けたのです。
「お正月って楽しいものなんだ!それなら、私も自分が家庭を持ったら、楽しいお正月にしよう!」と誓いました。
子供の話を聞いてあげる。育児ストレスもあるはずなのに、広い心の、みきママが素敵。
みきママの、子どもの話をちゃんと聞いてあげる姿勢にも、とても感動しました。
はる兄、何でもかんでも言い返してくる。4年生って頭がいい。だから、私もドカンと怒りたくなるけれど、冷静に気持ちを落ち着かせて話し合います。自分との戦いです。
そして、イライラしている時がよくある。私、黙って見ていたら、はる兄「もう、れんって本当いやだ~!!」って文句ばっかり。私、何が嫌なのか聞いてみる。すると、どうやらイライラを弟にぶつけているだけのようだ。
つまり、イライラの原因が他にあるってこと。 すると、はる兄「もう寝る。」と言って、ベットに行ったので、私、旦那に杏ちゃんを預けて、はる兄のベットに入った。
イライラの根っこが知りたい。 嫌がるはる兄にしがみついてると、はる兄、話し出した。すると出てくる出てくる不満や不安、友達関係から旦那と私の悪口まで。言い返したくなったけど、全部黙ってのみこむことにした。
はる兄、思っていることがうまく伝えられなくて、うまく聞き取れないから誤解する。今はそういう時期なんだな。だから、どうやったらうまく生活できるか、話し合った。話の聞き方、話し方、伝え方、仲良くやっていく方法。
4年生はもう大人の世界と一緒だな。ミニ大人だ。
そして、2日後。また、はる兄、れんちびにイライラしてる。2日前と同じ。だからまた話し合って練習だ。100万回練習しないとね。
引用:はる兄の反抗期。
こんな素敵なお母さん、世の中に存在するんですね。
私の毒母は、話を聞いて受け止める、なんてことはありませんでした。私が毒母にボールを投げても、ちゃんと受け止めてもらえた記憶がありません。
あえて言うなら、スイミングスクールが自分にとってハード過ぎて(準備運動が自由形50m×10本というのが、大きな負担でした)、小学校六年生のときに「もう嫌だ」と泣き出してしまったときくらい。
毒母との会話は、私のボールが弾かれたあとに、別のボールを攻撃的に、力任せに、沢山投げつけられる、ドッジボールでなされるイジメみたいなイメージです。
私「頼まれてたチョコとナッツのアイス買ってきたよ。」
毒母「こんな安っぽいもの、食べるわけないでしょ?!ふざけんじゃないわよ!!!」
という状態です。会話になんてならないのです。そもそも、 母にボールを投げることは、早い段階でやめた記憶があります。悩みを相談することはおろか、「今日学校でこういうことがあったよ」と言うことさえ、しなくなりました。
私は、小さい頃は身体が弱かったこともあり、「頭が痛い」「お腹が痛い」などの体調不良の訴えは、ちゃんと受け止めてもらえていました。虐待には「子どもの体調不良を放置する、病院に連れて行かない」という「ネグレクト」タイプもあるので、その部分に関しては助かったと思います。
私からボールを投げるのはやめましたが、
「あんたの父親ほんっとサイテー!!」
「あんたもその血を引いてるんだからね!!サイテー!」
「ほらさっさと洋服畳みなさいよ!!ああだらしない!!」
という暴言は、四六時中なされます。
自分から会話をふってそれに対して毒母が応えるのではなく、毒母から一方的に攻撃的なボールが投げつけられ、その対応に追われる、というのが私と毒親の会話の基本スタイルでした。
みきママのブログを読んで、自分もちゃんと子どもの話を聞いてあげよう。一方通行なコミュニケーションは絶対にしないように気をつけよう、と誓いました。
まとめ。幸せな家庭の人にも。毒親育ちのアダルトチルドレンさんにも。
まとめです。
幸せな家庭に生まれた人は「こんな家もあるんだ…」と衝撃を受けると思います。実際に、ブログを見て下さった方に、そういった感想を頂いたことがあります。(私は、良い話でも、重い話でも、読んで下さった方の心を動かせたのなら、光栄です。)
ただ、だからこそ、どれだけ恵まれてるかに、気づいて、実感して、感謝するきっかけにして頂ければと思うのです。自分の家庭が普通だと思っていると、自分が持っている幸せさに気づくことができません。ご自身が思っている普通は、だれでも持ちあわせているものではなく、幸せなんですよ、と知って頂きたい。「母親の料理がマズイ」とか、どうでもよくなってくるはずです。
私と同じ機能不全家庭の人には、「みきママみたいな、素敵な家庭もあるんだよ」「自分が悪いんじゃないんだよ」「もし自分が親になったときは、こうしてあげると良いよ」という参考にして頂けたらと思います。
何はともあれ、みきママ、おうち料理研究家としても、人としても、母親としても、すっごく素敵な方です。料理ブログとしても、育児日記としても、素敵なので、是非見てみて下さい!レシピすっごく美味しいです…♡
■みきママのブログ(アメブロ)
藤原家の毎日家ごはん
▼毒親・アダルトチルドレン関連書籍はこちらにまとめてあります。是非読んでみてください!