私は以前2回ほど、
ある日突然、無気力に襲われる
ということがありました。
目次
何もやる気がわかない。食べたいものが浮かばない。
何もやる気がわきません。ベッドから出るどころか、腕一本動かしたくありません。
お腹はすくのに食べたいものが全く浮かばなくて、スーパーに行っても、何も買わずにとぼとぼ帰ってくる…とりあえずグラノーラだけ1日1食食べておく、という状態でした。
当時、料理が趣味で、カレーもスパイスから作っていましたが、全くしたくありませんでした。
無気力の原因が分からない
無気力に襲われたことは何度かありました。1回目の原因は「なぜ今その仕事をやっているのか、分からなくなってしまった」とき。2回目の原因は、自分でも全く分かりませんでした。
私は、悩み事がある時には、ノートに書き出して分析して原因を探します。でも、全く思い当たるものがありません。とにかく「何もしたくない」としか分からないのです。大学病院でCTスキャンや脳波など精密検査をしても何も見つからず。身体のどこかが悪いわけでもありませんでした。
何か悲しいことがあったわけでもありません。突然ぷつんと切れてしまったのです。
疲れていることを、自覚していなかった。
でも、お医者さんにふと言われました。
「毎日の頑張りが溜まっちゃったんじゃない?」と。
私は、スキマ時間を有効利用したくて常に何かをやっている、という癖がありました。常に本を読んでいたり、iphoneを見ていたり、全く何もせずに休む習慣がありませんでした。
また、無理している自覚がありませんでした。自分の痛みに鈍感だったので、気づくことができなかったようです。
そのため、いつの間にか疲れが溜まっていて、しかも自覚をしていなくて、「何もしたくない…」という状況になってしまったようです。
一週間寝続けたら、動きたくてしかたがなくなった。
ちょうど仕事を辞めた後で、次の職場に入社する前だったので、一週間くらいずっと寝つづけました。とにかく「何もしない」「何も考えない」を意識して、身体を休めました。
そうしたら、一週間後、動きたくて動きたくてしょうがなくなって、また普通の状態に戻ることができました。
…
「疲れが溜まっているから、休む」というのは基本的なことだとは思います。でも、私のように、つい見落としてしまい、迷路に入ってしまう人はいるんじゃないかと思います。
「何もしたくない」と思った時には、身体が「何もしないで」と言っているからかもしれません。そういうときは、思いっきり休みましょう。「鬱かも?」と、メンタルの健康を考えるよりも、まず身体の健康を整えましょう。