「毒親」と言われる人々には、殴ったり蹴ったり暴力をふるう親、人格否定の言葉で罵倒する親、放棄をする親、性的虐待をする親、様々なものがあります。
▶毒親とは?アダルトチルドレンとは?関連用語の説明をまとめてみたよ。
毒親の子どもに生まれた方は、つい、
「どうして自分だけがこんな酷いめに?」
「親はなんで、ひどいことをする対象に自分を選んだんだろう。」
「自分の何がいけなかったんだろう?」
「どうしたら自分は親にちゃんと愛情を受けることができたんだろう?」
と考えてしまうかもしれません。
でも、それって考えても無駄ですよー!だってそもそも理由は無いのですから。
というお話です。
時間もココロの労力ももったいないですよー!悩むのは終わりにして、自分を幸せにする方向に考えていきましょう!
目次
なぜ?それは毒親の丁度良いところにあなたがいた。ただそれだけ。
「毒親はどうして自分に虐待をしたのか?」
それは、
「毒親から手の届く丁度良いところに、あなたがいたから。」
ただそれだけです。
子どもに優しい愛情を与えられなくて、マイナスのエネルギーで心がいっぱいで溢れて、どこかに吐き出したい毒親。
その近くにいるのは、まだ幼くて、何をされても抵抗ができなくて、親がいないと生きていけない、弱いあなた。
残念ですがあなたは、毒親にとって、サンドバッグにするのにぴったりだったのです。
つまり毒親は単に、
「むしゃくしゃしていた。」
「誰でも良かった。」
のです。つまり、
「通り魔に遭った。」
のと同じようなものです。
そう思うと「どうして私が…」って悩むの、アホらしくなってきませんか?
毒親は一定数いる。つまりハズレに当たってしまう子どもも一定数いるということ。
同じように、
「どうして私は優しい親の元に生まれなかったのか。」
「どうして毒親の元に生まれてきたのは、私だったのか。」
これらも、考えても考えても仕方がない話のひとつです。
例えば、学生時代のクラスをイメージしてみましょう。
クラスメイト全員、良い子ばかりだったでしょうか?友達に冷たくする子、いじめる子、”良い子とは到底言いがたい人”いっぱいいたじゃないですか…!
(あえてアラをつつくような切り口でスミマセン。)
もちろん、「クラスメイト全員良い子だった!」という人がいたなら、それは素敵だと思います。
でもクラスメイトでさえ、そういう人は一定数いるわけです。
その中の全員が、将来子どもを持つわけではないかもしれません。とはいえ、その中から親になる人は一定数いるわけです。
つまり残念ではありますが、誰かしら「ハズレ」の親に当たる人はいますよね。(ストレートな表現で失礼します。)
「”良い子だったとはいえない人”の子どもになる人も、必ず一定数いる。」
のです。世の中、優しくて、子どもに愛情をたっぷりくれる親ばかりではないというのが、残念ながら現状では当然なのです。
でもそれは当然ですが、子どもであるあなたのせいではありません。
あえて言うならあなたが、
「(親を選ぶ)くじ運が悪かった。」
ただそれだけなのです。
望まない妊娠、とりあえず出産、親が子どもを産む理由だって全部良いものじゃない。
毒親の中には、子どもに向かって、
「産まなきゃ良かった。」
「あんたがいなければ!!」
と言う親もいます。計画的に出産をしたとしても、そういうことを口にする親はいます。
また、世の中には、
- 望まない妊娠
- 避妊が面倒くさかった
- パートナーを子どもでつなぎとめたい
- 子どもがいれば幸せになれると夢を見て
- とりあえず結婚したから子どもをつくろう
などなど、不純な動機で子どもを作る人もいます。
酔った勢いによってででも悲しすぎる事件によってでもえっどうしようみたいな状況ででも両者納得してない結婚で子供さえできればなんとかなるかもと思ったからでも愛し愛されて心から望まれてでも誰のかわからない子でも、みんな同じく人間なんだよ…………意味わからなくない?
— 永田カビ 2/9一人交換日記2 (@gogatsubyyyo) 2016年10月3日
私の毒親の妊娠・出産は、とても計画的だったようです。
冬生まれの母親が、
「子どもは4月に生みたい!学年の中で生まれが早ければ、身体が大きかったりして他の子よりも、色々リードできるはず。」
という考えだったので、私も弟も4月生まれです。(私は4月1日、つまり学年の中で一番年下として産まれてしまいましたが。)
しかし、私は虐待に遭いました。
計画的な妊娠・出産で産まれた子どもでさえ虐待されるのです。「不純な動機」による妊娠・出産の場合は、虐待が起こる確率はもっと多いのではないでしょうか。
でもそれも当然ですが、子どもであるあなたのせいではありません。やはり、
「(親を選ぶ)くじ運が悪かった。」
ただそれだけなのです。
まとめ。自分を責めちゃいけない。理由はないのだから、悩んでる時間がもったいない。
「どうして自分だけがこんな酷いめに?」
「親はなんで、ひどいことをする対象に自分を選んだんだろう。」
「自分の何がいけなかったんだろう?」
などの疑問で頭がぐるぐるしてしまうこともあるかもしれません。
思い切って毒親に聞いてみるのも1つの手かもしれません。でも、聞いて納得する答えが得られないのなら、きっと永遠に答えは得られません。
なぜなら理由が無いからです。それなら、悩む時間がもったいないですよ。
さらに毒親が既に亡くなっているれど、「どうして親は自分を虐待したのか?」という疑問が消えないという方もいるかもしれません。
それも考えても答えが得られないものです。悩む時間がもったいないです!
頭を切り替えて自分の幸せを作っていきましょう。
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