[アダルトチルドレン克服ワーク3-3]過去のトラウマを浄化する。声に出す。（エンプティチェア）

紙に書くのもおすすめですが、声に出す方法もおすすめです。

 

（2019/09/13追記）

アダルトチルドレン克服中、トラウマを浄化する作業がほんとうにしんどかったので、私はボディートークを習得しました。

ボディートークは、つらかった感情を直視し続けなくても、比較的早く楽にトラウマが解消できる療法です。

 

「アダルトチルドレン克服ワークをやるのがつらい」という方には、心の底からおすすめします。

ワーク

イスを2つ向かい合わせにします。

片方に自分が座ります。そして、前のイスに自分を傷つけた相手（例：毒親）が座っていると想像して、

「つらかった」
「苦しかった」
「あなたが◯◯だったせいで、自分はつらかった」
「××と言われたせいで、苦しかった」
「こうしてほしかった」

などなど、自分の気持ちを実際に声に出します。

 

向かいに座っている相手に向かって、本心をぶつける気持ちで、思う存分はき出しましょう。

 

「憎い！！！」「死ね！！！」など、過激な言葉も出てくるかもしれませんが、思い切って言葉にして吐き出しましょう。

ひととおり言い終わったら、相手の椅子に座り、相手になりきります。

先程あなたが言った言葉に対して、相手があなたに言いそうなことを言ってみましょう。口調なども全部真似をして言ってみます。

ひととおり言い終わったら、また元の椅子に戻ります。

先程あなたが相手になりきって、あなたに対して言った言葉に対して、さらにまた言いたいことを思い切り言いましょう。

これを何度か繰り返してみてください。

 

吐き出すだけ吐き出しきると、だいぶすっきりするはずです。翌日、数日後になったらまたつらい気持ちがぶり返すかもしれません。そしたら、またこれらの方法で吐き出しましょう。

 

心の傷は感情を吐き出しきって手放さないと癒えにくいので、ずっとお腹のあたりでくすぶったままになりがちです。しかし、はき出すことができれば、少し経ってから、以前よりも心の傷が癒えていることに気付くはずです。

思う存分吐き出しましょう。

 

（ゲシュタルト療法という療法にあるエンプティチェアという手法を、ややシンプルにしました。）

ポイント

向かいの椅子に座っているのはあくまで想像の相手です。最初は気が引けてしまうかもしれませんが、遠慮なく言いたかったことを言いましょう。

 

また、前回のワークと同じように、

もし「イマイチ吐き出せてないな」と思ったら、主語を「私は～」「俺は～」など、自分自身にするのがおすすめです。

 

「こういう嫌なことがあった」と、客観的にとらえてしまうと、つらかった気持ちがはき出しにくくなります。

「私はこういうことをされて、嫌だった」と、自分の気持ちに焦点を当てると、はき出しやすくなります。

ワークテンプレート

【1】自分の気持ちを伝えたい相手は誰ですか？あなたは相手に何て言いましたか？

【2】言った後、あなたはどんな気持ちになりましたか？

【2】（相手の椅子に座って相手になりきった状態で）あなたの言葉を受けて、相手はどのような気持ちになりましたか？

【3】（相手の椅子に座って相手になりきった状態で）あなたの言葉を受けて、相手はあなたに何と返しましたか？

【4】（元の椅子に戻って）相手の言葉に対して、あなたはどんな気持ちになりましたか？

【5】（元の椅子に戻って）相手の言葉に対して、あなたはどんな言葉を返しましたか？

【6】ひととおりやってみた感想

書き方例

（参考：克服前の2014年の神山）

【1】自分の気持ちを伝えたい相手は誰ですか？あなたは相手に何て言いましたか？
（相手：毒母）
「つらかった」「優しくしてほしかった」「死ね！！」など

【2】言った後、あなたはどんな気持ちになりましたか？
過去の悲しい気持ちを思い出した。途中から涙が出てきた。でもずっと言えなかったことを言えて、少し嬉しくなった。

【2】（相手の椅子に座って相手になりきった状態で）あなたの言葉を受けて、相手はどのような気持ちになりましたか？

毒母（私は悪くない！！！私は頑張ったの！！！完璧じゃなきゃいけなかったの！！！！私は悪くない！！！大好きな娘に嫌われて悲しい。でも私は悪くない！！！）

【3】（相手の椅子に座って相手になりきった状態で）あなたの言葉を受けて、相手はあなたに何と返しましたか？
毒母「…うるっさい！！」「そうよ～～お母さんがぜぇ～～～んぶ悪いのぉ～」「あんなお父さんと結婚したお母さんが悪いの～～～ちゃんと勉強しなくて仕事できないお母さんがわるいのお～～」

【4】（元の椅子に戻って）相手の言葉に対して、あなたはどんな気持ちになりましたか？
言っても絶対に聞かないことは分かってる。でもやられっぱなしじゃ気が済まない。子どもが母親に嫌な思いをさせられる理由はない。私が負わされた嫌な気持ちを、全部元の場所に戻したい、毒母に全部返したい！

【5】（元の椅子に戻って）相手の言葉に対して、あなたはどんな言葉を返しましたか？
「あなたにどういう事情があろうが、私があなたに傷つけられる理由はない！」（略）

【6】ひととおりやってみた感想
だいぶすっきりはした。でも、少ししたらまた怒りがフツフツと湧いてきたので、何度か繰り返す必要がありそう。

2019/09/13追記

アダルトチルドレン克服中、トラウマを浄化する作業がほんとうにしんどかったので、私はボディートークを習得しました。

ボディートークは、つらかった感情を直視し続けなくても、比較的早く楽にトラウマが解消できる療法です。

 

「アダルトチルドレン克服ワークをやるのがつらい」という方には、心の底からおすすめします。

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▶[アダルトチルドレン克服ワーク3-4]毒親への執着を捨てる。