はてな匿名ダイアリーという掲示板に、
「育児や家事にイライラして、子どもに当たってしまう。お母さんイライラしちゃってごめんね。」(▶負の連鎖/はてな匿名ダイアリー)
という内容の書き込みがありました。それを見て、私は思いました。
育児に疲れて、子どもに当たる人間として最低な母親は、今すぐ児童養護施設に行って子どもを預けるか、そもそも妊娠した時点で堕胎するか、産んだ瞬間施設に預けて下さい。
タイムマシンがあったら、私は私を妊娠している毒母に、堕ろしてくれと土下座して頼みに行きます。本当に。
【補足~初めてこのブログを読む方向け~】 私は、今では毎日前向きに幸せいっぱいに過ごしています。しかし、私の母は、心理的虐待を行う毒親でした。私は、毒母から受けた四六時中続く罵倒などによる心の傷に苦しみ、生きづらさを抱えるアダルトチルドレンになったものの、26歳の時に克服した、という経緯があります。▶詳細はこちら |
「頑張ってるけど、育児って大変なの、分かってほしいの、子どもに当たっちゃうの…」
って、ナニソレ?ですよ。悲劇のヒロイン気取りでしょうか?
※注意※ 出産経験の無い、毒母持ちの被虐待児の立場からの意見です。被虐待児の人、これからママになる人に向けて書いています。メンタルがデリケートな時期のママさんは、このままそっとブラウザを閉じることをお勧めします。
目次
「育児に疲れたから」ではない。弱くて、最低な人間だから、子どもに当たるのである。
私は育児経験はありません。でも、人から聞く限り、育児は想像以上に大変だと思います。どの母親も、心に余裕が無くなるでしょう。
でも、その「イライラの発散先に、子どもを選ぶ」という母親は人間として最低です。
「優しくできなくなる」程度は、人間ですからしょうがないでしょう。「当たる」ってどういう神経してるんですかね。
「子どもに当たる母親」は、子どもに当たるのが一番楽だから、当たり先に子どもを選ぶんですよ。弱者に当たるのが、一番手っ取り早いんです。
夫を説得するより、友達に相談するより、「子どもに当たる」のが一番楽なんですよ。
疲れたり、イライラしたら、当たる先は色々ありますよね。
物に当たる、夫or妻に当たる、親に当たる、友達に当たる、その中で、「子どもにあたる」を選んでいるわけです。それは、「子どもに当たるのが」一番楽だからです。人は無意識に、自分が一番心地よい選択肢を選ぶ生き物ですからね。
子どもは弱いから、当たっても自分を脅かしません。暴言を吐いても、さほど抵抗せず、泣きわめく程度でしょう。暴れたって、子どもの力なのでたかが知れています。
突き放しても、子どもは「お母さんお母さん」と愛情を求め続けます。「お母さん大っ嫌い!」と言葉では言ったとしても、必ず自分の元に戻ってきます。ヘタすると、「お母さんお母さん」と求められて、自尊心が満ちて気分が良くなるから、冷たく当たる母親もいるんじゃないですかね。
虐待しても、虐待しても、自分を求めて戻ってくる、無害な当たり先です。子どもは母親にとって、都合の良いサンドバッグなのです。
夫に話す勇気を出すより「子どもに当たる」方が楽。
なんにも知らずに1人自室でくつろいでる夫へのイライラ。
▶負の連鎖(はてな匿名ダイアリー)
何を勘違いしてるんですかね?
「私だけが頑張ってる!パートナーがこんなだから私は辛いの!」と、やはり悲劇のヒロイン気取りです。
そもそも、夫に育児の大変さや、手伝ってほしいことを、ちゃんと伝えたのですかね?
人に頼るのに慣れていない人なら、「頼る」という一歩を踏み出すにはものすごく勇気がいるでしょう。
単に伝えるだけでも、面倒くさいでしょう。相手が理解して、実際に行動をしてくれるまで、根気よく言い続けるのは、もっと面倒くさいはずです。人を動かすよりも、自分でやって、イライラをためこんで、「子どもに当たる」方がそりゃ楽です。
勇気を出して夫に伝えても、冷たくあしらわれるかもしれません。もしかしたら「なんで母親のくせに、そんなこともできないんだ!」と、自尊心を傷つけられるかもしれません。
私の毒母は、嫌なことがあっても、父にちゃんと伝えることができないタイプでした。
父は無神経なので、まさに夕食を作っている状態の母に「あ、今日夕食いらないから!」と言ってしまいます。しかし母は、毎回「えっ!」と言うだけ。そして「最低!最低!最低!最低!」とイライラを自分の中にためこんで、私に暴言を吐いて当たっていました。
「前もって分かってるなら、できるだけ早く言って」と伝えるでもなく、「この人はこういう人だから」と頭の切りかえをするでもなく、20年以上対策も何もとらないのです。対策をとらず、子どもに当たっていました。
「夫に言う」という自分の心への負担を増やすより、そりゃ「子どもに当たる」方が楽ですよね。
児童養護施設に相談してプライドが傷つくより、「子どもに当たる」方が楽。
「相談」よりも、「子どもに当たる」ことを選ぶ母親は、プライドが高いんです。
自分がダメな母親だと認めることになるから、相談に行くなんてできません。児童養護施設も、その他公的機関も、カウンセリングも、行きません。
「つらいんです」って弱音を吐けないんですよ。弱音を吐いたら、負けを認めることになりますからね。
私の毒母はしょっちゅう「お母さんにはね、ミスは許されないの!!かんっっぺきじゃなきゃいけないの!!それがあたしなの!!」と言っていました。迷惑ですね。
他にも、「相談をする」という、脳がない場合があります。上記の夕食の件もしかり、頭が悪いから、切り替えて別の対策が打てないんですよ。
自分の負けを認めて傷つくより、頭を切り替えて対策を探すより、そりゃ「子どもに当たる」方が楽ですよ。
育児が辛くても、頼れる友達がいない。
育児の辛さを話せる友達がいない、という場合もあります。
夫にさえ自分の気持ちを伝えることができず、プライドが高く、自分でためこんでイライラをふりまく人間に、友達はできません。私の毒母も、極端に友達が少ない人でした。
最低な母親っぷりを、言い訳するな。
ママ、イライラしちゃってごめんね。
▶負の連鎖(はてな匿名ダイアリー)
単なる言い訳ですね。最低です。
自分の最低な行為を、仕方がないことのように言うな。
擁護するな。悲劇のヒロインぶるな。健気な母親ぶるな。
あたかも自分が弱くて守ってもらうべき被害者のような言い方をするな。
自分の置かれている状況を、勘違いしないで欲しいですね。
一番は被虐待児の保護、親の都合は二の次です。
当然ですが、虐待は親に問題があるために起こります。親がそもそもメンタルケアが必要な状態なのです。
しかし、一番は被害者である子どもの保護ですよ。親の都合は二の次です。
親自身が虐待を受けた経験があって、心に傷を抱えているせいで、自分も子どもに虐待をしてしまう、という場合があります。負の連鎖ですね。
でも、なら心の傷が癒えてない状態で産むなよ、です。虐待の辛さは自分がいちばん知っているはずでしょう。それと同じことを自分がしてしまうというなら、絶対に産んではいけません。
被虐待児の立場から言うと、「堕ろすなんてひどい。命を奪うなんてひどい。」など思いません。「お願い。私を産まないで。」と切実に願います。土下座だってなんだってします。
まとめ。最低な母親なら、いないほうが良い。子どもは無事健やかに育ちます。
児童養護施設に預けられたり、母親がいなければ、その分の苦労はきっとあります。でも、親に当たられて、心に傷を負うよりは、何倍もマシです。
「私がいなくちゃ…ママがいなくちゃ…」という勘違いは絶対にしないで下さい。虐待をするような最低な母親はいりません。いない方が子どもは健やかに育ちます。
幸い日本は福祉が整っているので、親から離れても子どもは餓死することはないでしょう。どうぞ安心して下さい。
繰り返しますが、育児に疲れて、子どもに当たる人間として最低な母親は、今すぐ児童養護施設に行って子どもを預けるか、そもそも妊娠した時点で堕胎するか、産んだ瞬間施設に預けて下さい。本当に本当に、お願いします。
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