最近立て続けに、「ブレない軸を作る方法」「他人に流されない自信を持つ方法」のご質問を頂いたので、まとめてみました。
他人に何かを言われたとき「え…そうなのかな…」とぐらついてしまう。
暴言を吐かれたり、悪口を言われたときに、「え…自分ってそうなんだ…」とショックを受けてしまう。
他の人と違う意見を持っていても「自分はこう思うけど、言えない…」と、気持ちを押し込んでしまう。
私も以前そうでしたが、「ブレない軸」がないと自分に自信を持てなくて、他の人に流されていつもグラグラしてしまうんですよね。
グラグラして辛くなって、人間関係に疲れちゃったり。人と接することを考えるだけで、不安になったり怖くなってしまったり。
ひどければ、グラついてるせいで、気が強い人から攻撃をされやすくなってしまったりします。
でも「ブレない軸」を作ることって、誰でもできるのです。
目次
自分の強みを知っておくと、どんと構えられるようになる。
あなたは自分の強みをパッと言えますか?
もし言えないなら、まず自分はどういう部分が長所なのか、どういう人間なのかを把握しておきましょう。
周囲の友達に聞いたり、簡単な診断ツールで客観的に知ることができます。
ぜひ、まずこちらをやってみてください!
自分の長所や個性が分からない?自分の価値が今すぐ簡単に分かる方法4つ。
自分の強み・長所などが分かったら、スマホや付箋などにメモをして、すぐに言えるようにしておきましょう。
自分で把握しておくと、自分への支えになり、外側からの影響を受けにくくなります。
自分の意見に腹落ちをすること。自分で自分を良いと思っていること。
まず、自分で自分を心から「良い!」と思うことが大切です。
私は社会人になってから、営業を3年ほどやっていました。
最初の会社では「ネット販売やりませんか?」という営業をしており、営業成績もとても良くて自信満々でした。
しかし、その次の会社で、別のサービスの営業をしたところ、まったく売れなかったのです…!
「今までの成績何だったんだー!自分、役立たずー!」と、あっけにとられました。
(結局数ヶ月で1件も売れず、部署を異動しました。ああ…。)
理由は簡単、「そのサービスを心から良いと思っていなかったから」だったのです。
最初に扱っていたネット販売のサービスは、自分もヘビーユーザーとして利用しているサービスで、心から良いと思っているものでした。
しかし、次の会社のサービスは、失礼ながら「できるだけ調べ尽くしたけど、正直よく分かんないな…」と思いながら営業していたのです。
それじゃ、言葉に気持ちが入らなくて当然ですよね。
自分でも思ってないことを、自信満々に「自分はこう思う!」と主張するのって、とってもムツカシイものです。
自分で自分を認めるためにも、自分がどう思う人間なのか、どういう意見や価値観を持っているのかを、自分で知っておきましょう。
就活の本ですが、就活生でなくてもこちらの本がとってもおすすめです。
ワーク形式になっています。ページ数が多めなので、もしかしたら途中で面倒くさくなってしまうかもしれません。
でも、軸がぶれてしまっているのなら、一度は自分に向き合ってみても損は無いはず!
私の好きな言葉に、こんな言葉があります。
手に入るかどうかはともかくとして、自分が何を願う奴なのかってことは、知っておいたほうがいいだろうよ。何を欲しいと思い、どうなりたいと思う、どんな奴なのか──
それを知っておかないと、あっさり道に迷っちまうぜ -『花物語』阿良々木暦
ほんと、自分が自分を理解してないと、道に迷ってしまうと思うのです。
まずは、自分を理解して、腹落ちましょう。
「人は違って当然」と思うこと。自分は自分、他人は他人。
どんなに仲良しの友達でも、家族でも、恋人でも、意見が誰かと全部同じであることはありません。
食べ物の好き嫌いもあるだろうし、漫画を読んでも、政治に関しても、何かしら違う部分はあります。
仲良しの友達は男女問わず甘党が多くて、パンケーキなどスイーツのお店によく行きます。
でも、私は甘いのが苦手なので、パンケーキは半分くらいしか食べられません。
また、私は焼き肉のホルモンが好きですが、仲良しの友達はだーれも付き合ってくれません。
(みんな、ホルモン嫌だって…カルビとかタンがいいってさ。。。!)
でも、それで良いのです。違って当然なのです。
「違って当然」ということを忘れてしまうと、何か自分と違う意見を受けたときにグラついてしまいます。
また、自分と違う相手の意見を受け入れられなくなってしまいます。
例えば、
相手「この曲、あまり好きじゃないなー」
自分(えっ…私は結構良いと思ってたんだけど…そっか…この曲はあまり良い曲じゃないんだ…)
とか、
相手「この曲、あまり好きじゃないなー」
自分「どうして!私は良いと思うのに!どうしてあなたはこの曲好きじゃないの!」
といった感じになってしまうのです。
これじゃ、なんだか悲しいですよね。
他人は他人、自分は自分で良いのです。
相手「この曲、あまり好きじゃないなー」
自分「そっかー私は結構好きだよー^^」
こっちの方が、断然なごやかです。
「違って当然」「全部一緒じゃなくて良い」のです。
「違って当然」と思うことで、自分の意見も、自分と違う相手の意見も受けとめることができます。
ちなみに、私が、
「AKB、こじはるくらいしか知らないけど、頑張ってる感はいいなーって思うなー」
と言ったところ、
「私はAKB、全然頑張ってるって思わなーい!(≧∀≦)♡」
と返してきた同期ちゃんがいました。
強い…!見習おうと思いました…!
自分の欲求をちゃんと叶えてあげること。
自分の欲求を、細かく細かくちゃんと叶えてあげましょう。
生命力がわきあがってきて、腹をすえてどんと構えられるようになって、自然と背筋が伸びるようになります。
最初は小さなことで良いのです。
例えば私の場合。
人と話すときに、自分の意見を言うことができなくて、いつももやもやしていました。
でも「まずは1日1回、自分の本音を言うようにしよう」と決めて、実際にやるようにしました。
中身は、ほんと小さなことばかりです。
友達と、
「和食、洋食、イタリアンどれがいい?」
と話しているときに、いつもだったら。
「うーん合わせるよー」
と言ってしまっていたのを、ちゃんと、
「洋食が食べたい!」
と主張するとか。
今まで、遅刻をした人に注意ができずに、もんもんとしていたのを、
「遅れるならちゃんと連絡して。」
とちゃんと伝えたりとか。
でも、それらが積み重なって、今では自分の本音をすらすら言えるようになりました。
「自分が望んだことを、自分自身がちゃんと叶えてあげられた経験」が積み重なっていくと、自分を心から信じてあげられるようになります。
何か問題が起こっても「ああ、きっと数カ月後の私は、これを乗り越えて楽な気持ちになってるんだろうな。」と、自分を信用することができるようになりました。
良かったことを数えること。
「今日の良かったこと」「嬉しかったこと」「自分の長所」「自分の好きなところ」などなど、プラスのことを数えましょう。
紙に書いたり、携帯のメモ帳に書いても、Twitterに書き出しても、何でもOKです。
「自信があるかどうか」は、能力が高いかどうか、ではなくて「とらえ方」が大きく作用します。
自信満々な人は、「能力が高いから」自信があるというよりも、自分で自信があると「思っている」から、自信が持てているわけです。
「自信が無い」という人は「能力が低い」のではなくて、単にマイナス面に目が行きがちだったりします。
(もちろん、「能力が高い」から、「自信がある」という人もたくさんいます。)
まずは、プラスのことを意識して数えてみましょう。
プラスを見る癖がつくと、自然とプラスのことに目が向くようになります。
プラスのことに目が向くと、自然と気分が良くなって、自分自身や自分の人生を素敵なものだと思えるようになります。
自分を自分で評価できるようになると、軸がしっかりします。
自信が無い人は、もしかしたらプラスのことを見落として、マイナスばかり見ているだけかもしれませんよ。
参考記事:夢を叶える引き寄せノートとは?私はレースで優勝したよ!
素の自分を出すこと。
こちらの記事にも書きましたが、素の自分を出すこと、大切です。
参考記事:自分に自信がない人必読!自信を持つには、素の自分でいること。
また、実際にやってみるとわかりますが、素を出すことで、人が人を嫌うことはほとんどないのです。
自分の気持ちを、ちゃんと言葉にして伝えましょう。
私も、本音を言うようにしてから
「前よりも人間らしくなったwそっちの方が好き。」
と言われるようになりました。
(人間らしいってなんだ!という感じではありますが。)
素の自分を出した方が、人間味にあふれて、魅力的に映りますよ!
「その人らしさ」に人は魅かれる。
また、最初の「自分の意見に腹落ちをすること。」にも戻りますが、本音を言うためにも自分で自分を知っておくことが大切です。
まとめ。
「ブレない軸」「ブレない自信」は、簡単に後付けできます。
少し時間はかかるかもしれませんが、どれも簡単なので是非やってみてください!