「もしかしてうちの家っておかしい…?」
「他の家庭と違うかも…。」
と思う方向けに書きました。
目次
子どもは自分が悪いと勘違いしがち。
もし自分の家庭がおかしかったり、虐待家庭や機能不全家庭だったとしても、子どもはおかしさに気づけなかったり、「自分が悪いんだ。」と勘違いしがちです。
例えばこんな感じ。
- 親が過干渉
→それだけうちの親は自分を愛してくれているんだ! - 親が厳しすぎる
→うちの親はしっかりしつけをしてくれる親なんだ!
→自分がだめだから、口うるさく言われるんだ。
などなどです。
例えば、永田カビ先生のコミックエッセイ『ひとり交換日記』にもこんな描写があります。
嫌なことや窮屈なことこそが「家族に愛される」ことなんだと思っていた。
“も~~~!私のことがかわいくて仕方がないんだから…♡”
私は自分の家庭がおかしいことに25年間気づかなかった。
かくいう私も、世間でいういわゆる「虐待家庭」だったにもかかわらず、25歳になるまで気づきませんでした…!
しかも、友達に言われて気づきました。あの日、友達に会わなかったら私はきっとまだ虐待され続けていましたよ!!
▶虐待は暴力だけじゃない。私は家庭の異常さと虐待に、友達の指摘で気付いた。
▶機能不全家族、毒親、虐待。母親を殺したかった娘の26年間の実体験。
いつも、母は、
「このブス!!このブス!!」
「だらだらしてんじゃないわよ!!」
「早く片付けなさいよ!!」
などと怒鳴っていました。
そして、それに対して私は、
「私はブスだから、そういう言葉を言われるんだ…どうしてこんな顔に生まれたんだろう…」
「母はちゃんと教育してくれてるんだ。私の母は、しっかりした母親!なんて素晴らしい母親をもったんだろう!」
と思っていました。今考えると恐怖です!!!怖いィイイ~~~!!
機能不全家庭を、自分でおかしいと気づけない理由。
他人から見たらおかしいはずの家庭でさえ、自分ではおかしいと気づきにくいものです。
その理由はいくつかあります。
生まれてからずっと同じ環境にいるため、洗脳されてしまう。
家庭というのは、生まれてから一番はじめに接する「環境」です。そのため、一番子どもに影響を与えます。
保育園、幼稚園、小学校なんて、まだまだ後の話です。
何事も一番はじめに接したものが「最初の基準」になるので、「家庭」を「普通」だと思ってしまいがちなのです。
だから、親から否定的な言葉を言われても、過干渉をされても、それがその人にとっての「普通」になります。
そうされることが普通だから、「親の言葉は正しい」=「自分が悪い」となります。
でも本当は、それは間違いで、親から否定的な言葉を言われつづけること自体がおかしいのです。
過干渉をされたりすることもおかしいのです。
あなたが間違ってるのではありません。家庭が間違っているのです。
自分の家庭と、他の人の家庭を比べる機会が無い。
家庭は、人と比べる機会がありません。そのため、ある程度大きくなってからも、おかしさに気づきにくいのです。
あったとしても、会話の中で家族の話が出たときや、友達の家に遊びに行ったときくらいでしょう。
それで他の人の家庭が、少しは分かるかもしれません。でも、表面だけで、深い部分までは分かりません。
他にも、テレビや映画などで見ることはできます。
小さい子も見るドラえもんやサザエさんでも、家族の風景は出てきます。
でも、私はあまり実感がわかないというか、「ああいわゆる”家庭”ね」という感じで、「作り物」という目で見ていました。
自分の家庭のおかしさを確かめる方法。
家庭はそれぞれなので、もちろん違いはあります。
でも、子どもに害があったり、心を傷つける家庭は、ちゃんと認識しなければなりません。
毒親・アダルトチルドレンチェックリスト。
こちらの本の、チェックリストがおすすめです。
毒親、アダルトチルドレン本、参考図書。
毒親・アダルトチルドレン・機能不全家庭・虐待に関する書籍もおすすめです。
いろんな家庭の色んな事例を知ると、近いものが見つかるかもしれません。
▶毒親・アダルトチルドレン関連のおすすめ本まとめ[随時更新]
カウンセラーさんのカウンセリングはおすすめしません。
個人的には、カウンセラーはおすすめしません。
デリカシーの無い人や、軽い暴言で患者を傷つける人が、結構います…!!
▶立ち上がれ!生きるのが辛くても死にたくても、自分を助けられるのは自分だけですよ。
別の心療内科に行ったときに、カウンセリングでとても失礼なことを言われたと伝えたところ、
「ああ、よくあることです。しょっちゅう聞きます。」
と言われました。
よくあるんかい。どうにかしてくれよ。業界的にさ。
まとめ。自分を責めちゃだめ。おかしいと思ったら、本やネットで調べてみよう。
少しでも「おかしいな。」と思ったら、まずは色々調べてみましょう。
自分を毒する環境から抜け出すきっかけになるはずです。