「虐待」というのは、
殴る蹴るのなどの「肉体的暴力」
身体を触られるなどの「性的暴力」
だけではありません。
「言葉の暴力」「育児放棄」も、虐待に含まれます。
親から、
否定する言葉を言われたり、
愛情を感じられなかったり、
無視されたりしていませんか。
「肉体的に殴られたりしてないから、私は虐待はされてないかも…」と思っていませんか。
あなたが親からされていることは、もしかすると虐待ではありませんか。
目次
虐待行為の五分類
虐待行為は五つに分類されています。
- 身体的虐待
…対象に身体的暴力を加える。 - 心理的虐待
…対象に心理的暴力を加える。 - 性的虐待
…対象に性的暴力を加える。 - 経済的虐待(金銭的虐待)
…対象に金銭を使わせない、あるいは勝手に使う。 - ネグレクト(養育放棄・無視)
…対象に必要な資源を提供しない 。
『毒になる親』の毒親チェックリスト
また、『毒になる親(著:スーザン・フォワード)』の毒親チェックリストでは、66項目のチェックリストがあります。
「もしかして…」と思う方は、一度見て頂くのがおすすめです。(※以下一部抜粋。)
あなたは子どもの時、
1.親の言うことに疑問を投げかけたり、同意しないことは許されなかった。
2.親から過剰な期待をかけられたり、自分には達成できないようなことを基準にされて、強いプレッシャーをかけられた。
3.親が近くにいると緊張して神経がピリピリした。
4.親に矛盾することを言われたり、意味が曖昧でよくわからない規則を押しつけられたりして、頭を混乱させられることが多かった。
5.親に励まされたりほめられることはほとんどなく、けなされてばかりいた。
6.親のまえで怒り、恐れ、悲しみなどの感情を表すことを恐れた。
7.親に怖がらせられたり、バカにされた。
私が受けていたのは心理的暴力だった。
私は虐待されていた自覚がありませんでした。しかし、実際に私が受けていたのは、虐待行為の分類の二番目の心理的虐待でした。
【補足~初めてこのブログを読む方向け~】 私は、今では毎日前向きに幸せいっぱいに過ごしています。しかし、私の母は、心理的虐待を行う毒親でした。私は、毒母から受けた四六時中続く罵倒などによる心の傷に苦しみ、生きづらさを抱えるアダルトチルドレンになったものの、26歳の時に克服した、という経緯があります。▶詳細はこちら |
肉体的暴力を振られたことはありました。しかし数える程度でした。絵本の読み聞かせもして貰っていました。
ご飯も与えられていました。お弁当は高校生の時に一時期作って貰えなかったくらいで、ほとんど持たせて貰っていました。
でも、心はズタズタでした。
四六時中続く罵倒と、冷たい態度ばかりだったからです。
友達に言われて初めて、自分が虐待されていたことに気づく。
ある日、友達に毒親にされていたことを話したことがありました。
私「まあ、殴られたりしてなかったから虐待はされてないけど。」
友達「いやいや、それって虐待じゃん!!(肉体的)暴力振るわれてないだけじゃん!!」
私は、びっくりしました。え、虐待?!これがあのニュースでよく聞く虐待?!
家に帰って、ネットで調べて、虐待行為の五分類の存在を知りました。その時は私は26歳。26歳になるまで、そもそも自分がされていたことが虐待だと気づいてなかったのです。
(追記:26歳だっけ…25歳だっけ…細かい数字は忘れました。)
ニュースで「虐待の早期発見が…」とか聞きますよね。でも、難しいと思いました。なぜなら本人さえも分かっていないことがあるのだもの…!
まとめ。
まとめです。
・虐待は肉体的・性的暴力だけじゃない。
・心理的虐待・経済的的虐待・ネグレクト(養育放棄・無視)も立派な虐待。
・自分自身が早く気付こう。
心当たりがある方は、是非一度疑ってみて下さい。できるだけ早く…!
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