辛さを他人に理解してもらえなくて苦しい気持ちが楽になる方法[ビリーフの書き換え]

「自分が嫌な思いをしたときに、他の人が分かってくれないと苦しくてたまらない」

「気にしすぎだよ、と言われると過剰に反応してしまう」

「否定されたり追い打ちをかけられると、叫びそうになる」

 

という方に向けて書きました。

目次

自分の気持ちを自分で受け止める。もしくは、否定された過去の気持ちを癒やして、書き換える。

自分が嫌な思いをしたときに、他の人から理解されなかったり、追い打ちをかけられて、良い気分になる人はいないでしょうw

 

とはいえ、自分の気持ちを自分自身が受け止めてあげられていると、他人に理解されなくても、比較的動揺せずにいられます。

反対に、それができてないと、その穴を埋めるために、誰かに理解してもらいたくなりやすくなります。

参考記事:「話を聞いてもらいたい」のは、自分で自分を受け止められてないから。

 

ただ、

「自分が苦しんでいるときに、誰も理解してくれなかった」

という具体的な出来事が原因になってる場合は、「ビリーフの書き換え」がおすすめです。

参考記事:心がどんどん楽になる!メンタルブロックの外し方[ビリーフの書き換え]

 

私はこのやり方で、根っこにある思い込みを書き換えたことで、かなり楽になりました。

紙とペンだけでできる、自己分析方法です。おすすめ!

私の事例。幼少期、父親に毒母の虐待から守ってもらえなかった。

例えば私の場合は、

 

「小さい頃、私は毒母から虐待を受けていた

でも、父親は守るどころか、知らんぷりをして逃げるか、

『お母さんは虐待してるつもりじゃないんだよ』と苦しんでる気持ちを否定したり、

『お母さんと仲良くしなよ』と言って、私を守らなかった。」

 

「周囲の人から、『お母さんはあなたを愛してるからそうするのよ~』『お母さんを分かってあげなさい^^』などと、言われた。」

 

という出来事がありました。

参考記事:アダルトチルドレン、毒親、虐待、機能不全家庭。毒母を殺したかった娘の26年間の実体験。

 

そのため、

 

「死にそうな思いをしても、誰も味方になってくれない。」

「味方になるどころか、苦しい気持ちを否定されたり、加害者(毒母)の肩をもったり、仲良くしろと強要されたり、追い打ちをかけられる。」

 

という「思い込み(ビリーフ)」が設定されていたようです。

 

そこで、過去の嫌だった気持ちを解消して、

 

「過去には、周囲の人に理解されなかったり、追い打ちをかけられたりしていた。

でも、それは近くに成熟した大人がいなかっただけで、今は周囲には良い人しかいない。

もし、誰かが味方になって私を助けてくれなくても、大人になった今は、自分で自分の身を守れる。」

 

という新しいビリーフを設定しました。

 

おかげで、心がスーッと楽になりました。

私の「ビリーフの書き換え」のステップ(参考)

そのときの「ビリーフの書き換え」のステップはこんな感じです。

 

人それぞれ「根っこにある過去の出来事」「思い込み(ビリーフ)」は違うはずなので、ぜひご自身のを探してみてください!

 

具体的に実践できるように私の事例を乗せていますが、良い気分になる話ではないと思います。

読んだあと、ぜひ気持ちをリフレッシュしてくださいね!

 

【1】出来事の内容。

私が年上の女性から嫌味を言われて困っているときに、身近な人から

「気にしすぎだよ」

「その人はそんなことをする人じゃない(実際は、その人より年上かつ男なために、被害を受けていないだけ)」

などと否定的なことを言われた。

 

【2】どう感じたのか。

苦しい気持ちを否定されて、死ぬほどつらい。

加害者と仲良くすることを強要されて、死ぬほどしんどい。

どうして嫌がらせをしてる加害者に注意したりしないで、嫌がらせをされている被害者に、追い打ちをかけるんだろう。

相手が変われば人の態度も変わるのに、どうして自分が何もされてないだけで、その人はそんな人じゃないとか言えるんだろう。いじめを理解しない担任の先生みたい。

 

【3】どうしてそう感じたのか。

被害者を理解しないどころか、追い打ちをかけるなんて、どうかしてる。

誰かに味方になってもらえないと、私の身の安全が保証されない。(←なんとなくこの気持ちが湧きました)

 

【4】それに対して、どういう思い込みがあるか、その思い込みができたのはなぜか、いつか。(「これだ!」と腹落ちするものが出てくるまで、どんどん掘り下げる。)

小さい頃、私は毒母から虐待を受けていた

でも、父親は守るどころか、知らんぷりをして逃げるか、

『お母さんは虐待してるつもりじゃないんだよ』と苦しんでる気持ちを否定したり、

『お母さんと仲良くしなよ』と言って、私を守らなかった。

参考記事:アダルトチルドレン、毒親、虐待、機能不全家庭。毒母を殺したかった娘の26年間の実体験。

 

「周囲の人から、

『お母さんはあなたを愛してるからそうするのよ~』

『お母さんを分かってあげなさい^^』

などと、言われた。」

参考記事:生きるのがつらくても死にたくても自分を助けられるのは自分だけですよ。

 

味方になってくれる人も、毒母を止める人がいなくて、毒母の虐待は20年近く続いた。私は、生きづらさと自殺願望に苦しむことになった。

 

そのせいで、

「誰かが味方になって守ってくれないと、私は死ぬほど苦しい思いを何十年もすることになる」

という感覚が設定された。

 

【5】「こういうことがあったから、こういう思い込みができたんだな~」と、その時の感情を感じきる。(感情の浄化になります

すごく嫌な気持ちになったけど、しばらくしたらスーッと消えて、呼吸が楽になった。

 

【6】じゃあどうなりたいか。理想は?

周囲の人に振り回されずに、いつも安全な環境で生きていたい。

 

【7】【6】よりもっと気分が良くなる理想は?(こうなったら一番気分が良い!これがベスト!という理想をとことん探す。)

周囲に、自分の味方になってくれる人しかいない。

 

【8】そうなるにはどういう思考を持てばいい?

過去には、周囲の人に理解されなかったり、追い打ちをかけられたりしていた。

でも、それは近くに成熟した大人がいなかっただけで、今は周囲には良い人しかいない。

もし、誰かが味方になって私を助けてくれなくても、大人になった今は、自分で自分の身を守れる。

 

【9】これからはその思考で生きると決める。

【10】何回も刷り込みをする。(ex.ノートに10回書く)

【11】またもやもやしたり、嫌な気分になったら、これをやる。

心が過剰に反応してしまうときは、その気持ちの根っこを探ってみる。

根っこにあるトラウマや、思い込み(ビリーフ)は人それぞれです。

 

私の場合は、原因が、

「父親が、毒母の虐待から守ってくれなかった」

でしたが、他の方は、

「友達に裏切られて、孤立してしまった」

「自分だけクラスの連絡が来ていなかった」

「他の兄弟ばかり可愛がられていた」

だったりするかもしれません。

 

必要なものは、紙とペンだけです。

とても簡単にできるので、ぜひやってみてください!