私は今では、「人生は楽しむものだ!」という気持ちで生きています。
しかし、以前はずっと、
「早く死にたい今すぐ死にたい。」
「スイスへ安楽死旅行したい。」
「痛くない方法があるなら、全財産出すからすぐやりたい。」
と思っていました。しかも小学生くらいの時からずーっとずーっとです。病んだ小学生とか、怖いですね。
霊能力者の江原啓之さんや美輪明宏さんが、
「自殺をすると自殺をしたことを自分で認識しなくて、幽霊になっても自殺を繰り返して、痛い思いをする」
と仰っているのを見ていました。
なので、「それは嫌だな…」と思って自殺には至りませんでした。とはいえ、それさえ無ければすぐにでも死にたいと思っていました。
「早く死にたい」
「生きていたくない」
としか思えなくて、苦しんでいる方のお役に立てれば幸いです。
目次
早く死にたいと思っている人は、正常な判断ができる状態じゃない。
「死にたい」と思っているときは、自分が「正常な判断ができる状態ではない」ということを、分かっておきましょう。
私がまだ早く死にたいと思っていた頃、死んでもまた生まれ変わるという輪廻転生説を信じていました。そのため、「自殺してもまた生まれ変わるのは嫌だな。意味ないな。」と思っていました。
そして、ネットで調べたら「水素爆弾8個作ると地球が消滅する」とあったので、「それを作ることを将来の夢にしよう」と思ったことがありました。
そんな10代とか、狂人です。今考えると、立派な犯罪者予備軍です。
でも、真面目に真面目に大真面目に考えた結論がこれでした。今なら、
「死にたいなら一人で死ぬべき。他の人を巻き込んではいけない。」
と冷静に考えることができます。でも、正常な判断ができるなら、きっとはじめから、「死にたい」なんて思っていないのです。
先日、釧路のショッピングセンターで女性4人を切りつけた犯人が、
「僕の人生を終わらせたかった。殺人が一番死刑になりやすいと思って、人を刺した。」
と言っているのを見ました。過去の自分と重なりました。
とりあえず、自分が正常な判断ができている状態でないことを、自分で把握していましょう。
不幸な人、病んでいる人は視野が狭くなっている。
心が病んでいる人は、視野が狭くなっています。
世の中には幸せも不幸もあります。幸せに生きている人もいれば、不幸に生きている人もいます。
心を病んでいる人は、幸せに生きる方法が見えていません。病んでいるせいで、世の中の不幸な部分にしかスポットライトが当たっていないのです。
死にたいと思っている人は、自分の視野が狭くなってしまっていることを自覚しましょう。
「自分の人生が不幸だから死にたい」ではなく、
「今は自分の心が病気だから、視野が狭くなって死にたいと思ってしまっている」と気づけた方が、
気持ちがちょっとだけ楽になるはずです。
早く死にたいと思っている人が、生きようと思うのは簡単じゃない。
楽しく生きている人の考え方を、積極的に取り入れましょう。
死を願う人にとって、人生の楽しさとか、生きる意味を見いだすのって簡単ではないと思います。
むしろ、それが見つからないから、早く死にたいと思っているわけですよね。
「自分の性格はこうだから…」
「自分の家族はこうだから…」
「自分は今までこうだったから…」
と、自分の頭の中だけで考えるのは一旦ストップしましょう。
代わりに、
「人生を楽しんでいる人」
を探して、お手本にしましょう。周囲の人でも、テレビでも、小説でも、映画でも、何でも良いです。
こういう風に生きたら楽しそうだな、という人を見習いましょう。
私は、モデルのローラちゃんや、イッテQの出川哲朗さん・手越祐也さんが好きです。
楽しいこと、幸せなことでいっぱいな人生であればいい。
どういう人生なら、「早く死にたい」「生きていたくない」と思わなくなるのか。それは、
「人生が楽しいこと、幸せなことでいっぱいな状態」
であれば良いのです。
毎日、辛いことがあったり、苦しい思いをしているから、人生に価値を見いだせなくなってしまいます。
なので、毎日を楽しくできれば良いのです。
毎日を楽しくできるかどうかは、「楽しく過ごす方法を知っているかどうか」です。
身近な例を挙げます。この前ディズニーランドに行ってきたのですが、その日ハロウィンシーズンでとても混んでいました。
私と友達は90分待ちくらいの長い列に並んでいたのですが、前に並んでいる女子高生グループは、無言でとてもだるそうにしていました。
一方、後ろに並んでいた女子高生グループは、手遊びでゲームをしたり、スマホで色んな写真を撮ってキャッキャ遊んだり、とても楽しそうにしていました。
アトラクションまでの、同じ長さの待ち時間でしたが、楽しく過ごす過ごし方を知ってるかどうかで、これだけの差があるのだなと感じました。
人生も似たようなものです。楽しく過ごせるかどうかは、死ぬまでの過ごし方を知っているかどうかなのです。
できるだけストレスを減らす。
ストレスをできるだけ減らすことも大切です。人生が楽しいことでいっぱいになっても、それ以上にストレスが多すぎると心が摩耗してしまいます。
頑張りすぎなくていいように、できるだけストレスを減らしましょう。
最近私が大ハマリしている、コミックエッセイ『インド夫婦茶碗』の作者流水りんこ先生の考え方がとっても参考になります。
(子どもの担任の先生との面談で)
勉強なんかどーでもいいって考えてる人間でして
というのも自分が子供時代最低の成績だったんで
でもそれでも人間生きてけるなーって思ってるもんで競争して勝とうと思うとプレッシャーとかかかるのやだし
タラタラ~と生きて楽しいこと見つけてくれれば最高で
だからいい友達関係さえできればあとはどーでもよくて
私は「そうか、競争ってしなくてもいいんだ…!」とびっくりしました。
他にも「学校で怒られて廊下で立たされることなんてへでもないと思ってた」などなど、とても参考になります。自分だったら、トラウマになるくらいみじめな気持ちになることしかイメージできなかったので、「そんなふうに考えなくてもいいんだな」と勉強になりました。
インド夫婦茶碗、とってもオススメなので是非読んで欲しいです!
毎日を気楽に過ごせるようになったら、生きようと思えるようになる。
私は、毒母から長年受けた心の傷を癒やし、その後アダルトチルドレンを克服することはできました。ただその時点では、「死にたい」という気持ちが無くなりはしましたが、
「なんで生きてなきゃいけないんだろう。」
「生きるの面倒くさい。」
「親に『産んでくれてありがとう』って言う人がいるって聞くけど、ありえない。」
「むしろなんで産んだんだ。大迷惑。」
という気持ちがありました。(これも含めてポジティブな考えにするまでが、アダルトチルドレン克服なのかもしれませんが。)
「生きるためには仕事をしないといけない。」
「つまり、頑張らなきゃいけません。」
「はーめんどくさ。」
「どうして最後は死んじゃうのに、最後は無になってしまうのに、頑張らなきゃいけないんだろう。」
と思っていました。毎日心が重かったのです。でも、もっと気楽に生きることだってできます。
会社員が合わないなら、フリーランスになればいい。
気にしてしまう性格なら、気にしないようにすればいい。
自信がないなら、自信をつければいい。
嫌な人がいるなら、距離を置けばいい。
ちゃんとやらなくちゃって気が張るなら、ちゃんとやらなくても大丈夫って考えを身に付ければいい。
などなど、
自分にとって気持ちをマイナスにするものを、ひとつひとつ解消していきました。
すると、心がどんどん軽くなって、「人生の楽しいこと」と「人生のストレス」のバランスが逆転して、
「人生は楽しむもの」
という考えがスッと胸に入るようになりました。「早く死にたい」と思っていた10代から、かなりの進歩です!人って変わるものですよ。
どういう状態になったら自分は幸せなのか、生きていたいと思えるのかを考えてみる。
私の場合は、「ストレスができるだけ少なく」かつ「楽しいこと、幸せなことが多い」人生なら生きようと思えました。
で、色々考えていくうちに、特に、
「心から繋がれる友達・恋人がいること」
「楽しくご飯が食べられること」
さえ満たされれば、幸せに満足して生きられると分かりました。他が満たされていなくても、これだけ満たされれば幸せに生きられそうです。なので、この部分を特に大切にすることにしました。
でも、他の方は違うかもしれません。仕事、趣味、などなど、色々あるかもしれません。なので是非、
「どんな人生なら自分は幸せなのか?」
「満たされるのか?」
「生きたいと思えるのか?」
を考えてみましょう。それが分かれば、目指す方向が見えてきます。
▶死にたいのは「死ぬ以外の選択肢に出会えてない」から。幸せになる方法はちゃんとあるよ。
幸せが分からないなら、幸せを探すために生きればいい。
考えても考えても「どんな人生なら自分は幸せなのか?」を、すぐに分からないかもしれません。
実際に過去の私もそうで、自分が生きたいと思える人生の条件が見つかるまで、結構時間がかかりました。頭で考えることはできても、心にしっくりこない時期が結構長かったです。
「どんな人生なら自分は幸せなのか?」が分からないという人は、それを探すために生きてみましょう。
私も一時期そうやって過ごしていました。そう考えたら、何かしら幸せな方向には向かっているので、とりあえず気持ちが楽になりませんか?
もし見つかったら、今度はそれを実現するために毎日生きれば良いのです。
日本に生まれて良かった。他の国に生まれるよりも恵まれている、と考える。
「日本に生まれただけ、良かった!」と考えてみましょう。
日本では、電話をすれば警察や救急車が来てくれます。でも例えばインドでは、警察に賄賂を渡さないと動いてくれません。さらに、女性はしょっちゅう犯罪の対象になります。
日本では、安全に外を散歩することも、夜一人で外を出歩くこともできます。世界では、紛争をしていたり、地雷が埋まっていて、日中外出することすらできない地域もあります。
日本では、水道の水を飲むことができます。世界では、水道水をそのまま飲める国は少数です。飲み水が十分に確保できない地域もあります。
今の生きづらさも、生死をさまよっている状態ではあるでしょう。でも、親以外から襲撃されたり、水や食料が確保できない、という状態までひどくはないのではないでしょうか。
「いくらでも下はある。」といえばその通りなので、究極といえば究極の考え方です。
本当に苦しくて、どう考えてもつらい時には、最悪これを考えてみましょう。私はたまにこう考えて生き延びていました。
人生に意味なんて無い。だから思うまま好き放題楽しめばいい。
私は、
「どうして生まれたんだろう。」
「生きる意味ってなんだろう。」
「私がここに生まれた意味ってなんだろう。」
と考えたことがありました。
でも答えは見つからなかったし、多分もともと人生に意味なんてないのです。
つまり、人生に意味は無いのだから、逆に言うと、思う存分好き放題生きれば良いのです。
色々考えた末、私は、
「人生は、死ぬまでの思い出づくり、暇つぶし。」
だという結論に至りました。
ストレスをできるだけ減らして長距離走をして、楽しく幸せな思い出でいっぱいにすれば良いのです。
まとめ。まずは、とにかくストレスを減らそう。楽しいことを増やそう。
とりあえず、ストレスを減らして、楽しいことを増やして、少しでも「死にたい」という気持ちを減らして行きましょう。
小学生の頃から「今すぐ死にたい」と思っていた私でさえ、今では「人生は楽しむもの!」という気持ちになれてます。
必ず方法はありますよ!
▼毒親・アダルトチルドレン関連書籍はこちらにまとめてあります。是非読んでみてください!