他人にイラついて批判したくなったら、自分のトラウマを癒やすチャンスかもしれません。
目次
自己肯定感を見直す。
先日、ある児童養護施設で子どもたちと遊ぶボランティアをさせて頂きました。
そのときに、
「虐待を受けた子どもたちは、自己肯定感が低いせいで、ボランティアに対しても、しょっちゅう暴言を吐いてしまう」
という話を聞きました。
「自己肯定感」が低いため、周囲の人のレベルを下げないと自分を保っていられなくて、
相手に好意を持っていたとしてもつい暴言を吐いてしまう、ということです。
「自己肯定感が低いせいで、他人に攻撃的になる。」
なんて、アダルトチルドレンあるあるですね…!
つまり「自己肯定感」がもてればトラウマも解消され、他人を批判することもなく、健やかな毎日が送れます。
参考記事:自信を持つには、小さな成功体験を積み重ねること。
参考記事:自信をもつには、自分の素を出すこと
「完璧でなければならない」という思い込みを見直す。
私の事例です。
【補足~初めてこのブログを読む方向け~】 私は、今では毎日前向きに幸せいっぱいに過ごしています。しかし、私の母は、心理的虐待を行う毒親でした。私は、毒母から受けた四六時中続く罵倒などによる心の傷に苦しみ、生きづらさを抱えるアダルトチルドレンになったものの、26歳の時に克服した、という経緯があります。▶詳細はこちら |
私は毒母が完璧主義で、小さなミスでもものすごく怒鳴られていたため、
「間違えること=悪」
だと思っていました。
そのため、誰かがミスをすると
「何でミスをしたの!!」
「どうしてちゃんとやらないの!!」
「何で時間も守れないの!!」
という気持ちでいっぱいになっていたり、実際に口に出して相手を批判していました。
今振り返ると、相手の目には単にキーキーうるさい人として映っていたと思います…。(ほんと申し訳ない。)
また、自分がミスをしたときは、
「なんてことをしてしまったんだろう…!!」
と深く深く絶望していました。
「自分が同じことで怒られたから」
ということもありましたが、
「完璧でなければいけない。間違ってはならない。」
という思い込みも大きかったなと思います。
私はそのトラウマをほとんど解消できたので、以前よりも他人のミスにも自分のミスにも、穏やかになることができました。
参考記事:人は間違えることが当たり前。自分も他人も許す思考。
自分が同じ理由で怒られた経験を見直す。
上と少し似ているかもしれません。
前職で一緒だった女性で、すごくオシャレで可愛くて良い人なのですが、過去のトラウマのために、突然他人に怒鳴ったりしてしまう方がいました。
(私はこの方、根が愛に溢れてるので、好きです。)
その方は以前の職場がとても激しい業界だったようで、
「何そのダッサイ服!」
「ねえ、何でネイルしてこないの!?」
「何でそんなに気が利かないの?この仕事何年やってんの!?」
と暴言を言われ続けていたそうです。
そのため「おしゃれじゃない」「気が利かない」人に対してイライラしてしまうようでした。
(その方が「ブスは犯罪」って言っていたと人づてに聞いて、ひいいとなりました。)
また、本人も以前の職場が原因で、イライラしてしまうことを自覚しているようでした。
つまり過去のトラウマが解消できれば、イライラすることもなくなるのです。
参考記事:感情を吐き出せ!私が毒親の26年間の虐待のトラウマを浄化した方法。
まとめ。
気になる方は、ぜひこれらを意識してみてください。
- 自己肯定感を見直してみる。
- 「完璧でなければならない」という思い込みを見直してみる。
- 自分が同じ理由で怒られた経験を見なおしてみる。
「トラウマが解消できれば、心が穏やかになる」
と、サラッと書きましたが、トラウマの解消はとても大変だと思います。
私も実際ものすごく大変でした。
でも、ひとつひとつ解消していくことで、必ず良い方向に行きます。
他人を批判したくなるのは、トラウマに気づく良い機会だと思うのです。
是非プラスにしていきましょう。
参考記事:自己肯定感をつけるには?自分にも自分の気持ちにもOKを出そう。
▼私がアダルトチルドレン克服でお世話になった本はこちら。是非読んでください!